第二十七章その2
ワイ達は洞窟を進んでいた。
ところどころに、ドール人形が現れたが全て無視した。
何でかって?ケタケタ薄暗闇の中を笑うのが気味悪かったからだ。
幸いにもドール人形達は笑ってるだけで、危害を加えては来なかったし、ついてきてもいない。
「薄気味悪いなぁー。」
チラコンチネが後ろをチラチラ振り返りながら言う。
まぁ、気持ちは分かる。
あれはほんとにキモかったもんな。
後を追ってきてないか気になるってもんだ。
「報告。追跡されていないから安心せよ。」
1が淡々とチラコンチネに言うが、自分の目で確かめたいんだよ。
「わ、分かってるよ。別に人形が気になってるわけじゃないから。みんながついてきてるか確認してるだけだから。」
可愛いな!ツンデレか!
「不可解。視線はパーティーの後ろだったと推察。」
「そーゆーことは言わなくていいんだよ。」
1は機械だから気持ちとか感情がやっぱりないんだろうな。
たまに酷いことを言うよな。
「話ハそこまでダ。」
どうやら敵が現れたようだ。
ヘリックスが最後尾から声をかける。
つまり後ろから敵が来るということか。
「前からも来たのだ。」
ダリアだ。
挟み撃ちか。
ケタケタした笑い声からしてドール人形だろうと想像はつく。
「ここは細いから挟まれたら厄介です!」
ワチワヌイの焦る声が後ろから追いかけてくる。
人2人が横に並ぶと、それだけでほぼいっぱいになるほどの道幅だ。
狭いところで、数が多いドール人形に攻められたら、明らかにこちらが不利になる。
しかも狭いから連携が取れない。
「私の魔法もかけ辛いですね。」
パラナの言う通り上手に魔法をかけられないのも辛い。
「前を突っ切ろう。」
ワイが言うと、先頭のダリアとチラコンチネが頷いて前方に集中しだした。




