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第三章その2
木々の茂みが激しくなってきた。
確実に人が通れる道ではないとワイは思う。
「本当にこっちで大丈夫なんでしょうか?」
不安になってカルドンに訊ねる。
「ダリアが自信満々だし、きっと大丈夫だろう。」
なぜかカルドンも自信満々だった。
「ホントに大丈夫なん?すっげー獣道だけど?」
ほら、ローゼルもそう言ってる。
「!皆さん!目の前に何かいます。」
グラジオラスが最後尾から正面を指さす。
真っ黒のもやみたいのが目の前にある。
近づくにつれて、それが虫の大軍だと分かる。
「うげ。」
思わずワイは声を出してしまった。
しかし、その大軍の虫に襲われる2人の女の子を発見した。
1人はとっても可愛い!
助けるしかない!
「ダリア!」
ワイがそう声をかけるだけでダリアは走っていく。




