表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【悲報】勇者に転生したワイ魔王の娘に好かれる  作者: shiyushiyu
人形の洞窟

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

119/164

第二十六章その5

目まぐるしい展開だった。


突如開けた部屋に出たと思ったら、クマのぬいぐるみに襲われ、つぎはぎだらけの女が現れたと思ったら今度はドール人形も襲ってきた。


そして次はダンディーなおっさんが現れた。


「どれ、俺も戦いに参加しようではないか。」


そう言って攻撃しようとしてきたところを、つぎはぎ女が止めた。


「邪魔しないで<豪雪>。」


「邪魔とは失礼な。俺はただ、君を手伝ってやろうとしているだけなのに。」


「誰も手伝って何て頼んでない。」


「それではなにか?俺は勝手に出しゃばってきただけだとでも?」


…?なんか分からんが、勝手に言い争っているぞ。


つぎはぎ女の意識が、ダンディーおっさんに向いたからか、クマもドールも動きが止まった。


今の内だ。


ワイはみんなに合図してそっとこの場を後にした。


念のため、パラナが幻影の魔法をかけたが、時間が経つと消えてしまうらしい。


魔法を使えないワイには原理はよくわからん。


それにしても…


「強すぎたのだ。」


ある程度距離を置いてからダリアが言う。


そう。前回戦ったやつと違ってかなり強かった。


しかもあれは本体ではなく本体が操っているぬいぐるみやドールの強さ。


「本体はもっと強いってことかな?」


「おそらくはそうでしょう。操っているものより弱ければ、反乱を起こされかねませんから。」


チラコンチネの問にパラナが応える。


うげー。とチラコンチネがげんなりした顔をする。


「とりあえずこの洞窟から脱出しましょう。魔法の効果が弱まる何かをかけられています。」


タイニーが言う。


そうなの?魔法を使えないワイにはさっぱりだ。


「出来れば勇者の力を使って戦いたいな。」


そんなこと言われても、簡単に感情をコントロールなんてできない。


何とかボールの漫画みたいに、冷静に怒ればスーパーなんとか人になれるわけでもないし。


「でも、勇者様の力が自由に使えるかどうかで、私達の勝率はかなり変わると思います。」


ワチワヌイに言われるが無理なものは無理。


「まぁ、努力してみるよ。」


そうは言ったが、急に怒れとか無理だと思うな…


洞窟は3つの別れ道になっていた。


どれを選んだものか…


というか、行き先が何となく分かってしまうのが嫌だ。


それぞれに看板が立っていて、日本人形の絵、クマのぬいぐるみの絵、ドール人形の絵が描いてある。


「行き着く先にこれがいるってことだろうねぇ。」


チラコンチネが軽く舌打ちをする。


「クマは勘弁なのだ。あれを倒すのは難しい。」


珍しい。ダリアでも倒せないと諦めることがあるのか。


「ドールは、上手に対応すれば何とかなるかもしれません。」


パラナの言葉を聞いて、ドールの道を選ぶことにした。


この選択が吉と出るか凶と出るか…

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ