表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【悲報】勇者に転生したワイ魔王の娘に好かれる  作者: shiyushiyu
人形の洞窟

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

117/164

第二十六章その3

「あーあー。もう呪い切れちゃったね。」


大きな鏡を見ながら残念そうにジンバックが言う。


「直接触れてないから、いくら儀式で強くしても限定的な効果しか得られないわ。」


片手を振りながらジンバックに応えるのは、<色欲>のジントニック。<記憶>の力を持ち、触れた者の記憶を改ざんする能力を有する。


かつてコピー人形にあたかも生きていた時のような記憶を植え付けて、スカーレットを襲わせた張本人だ。


ただ、コピーを作る力と変身させる力があってやっとまともな人族を作れる。


ジンフィズの言う通り、戦闘に特化した力ではない。


「それにしても考えたよねー。<儀式>の力で<呪い>の力と<記憶>の力を強力化して人形にその力を入れる。人形に触れた者を呪って、その力を伝達して記憶を改ざんする。口が裂けて見えたように記憶を改ざんしたり、そこに人形がないように記憶を改ざんしたり、ほとんど幻術と変わらない使い方ができるんだね。」


両手を頭の後ろに組みながらジンバックがジントニックに言う。


「相手に触れさえすれば、自由に操ることができるのが私の力だからね。」


「だが、その分消耗も激しいし集中力が必要なのだろ?」


隣で人形を増やし続けているのは、<傲慢>のシャンディガフだ。<複写>の能力を持っており、触れたもののコピーを作れる。


物を増やすことができるオペレーターの力との大きな違いは、どんなものでもコピーができる点だ。


オペレーターは単純なものしか増やせない。その代わり一度に大量の数を増やせた。


一方の<複写>の力は、一度に1つしか増やせないが、<呪い>と<記憶>の力がかかった人形をそのままに増やすことが可能だ。


「あなたがいてくれれば、私は一度力を使えばいいから楽ね。」


後は呪いが自動で記憶改ざんをしてくれるというのが、ホワイトレディが考えた筋書きだ。


これを続けて勇者達のチームを分断するのが目的。


「ま、洞窟に入って来なくても同じだったけど、入ってくれてより効果が高められたわ。」


ホワイトレディが得意げに長い髪を掻き上げた。


「後は戦闘部隊が適度に分断してくれるでしょ。」


ジンバックがにやりと笑う。


早くクソ虫を殺したいなーとポツリと言った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ