#28 空からの敵襲
すみません! ごめんなさい!!
投稿予約忘れてました!!!
3時間遅れの投稿になってしまいましたが、どうかご容赦を。(土下座・・・
早速出来上がったそれぞれのドローンに、サブマスター登録をしてもらおう。
「ルミーナ、ルミーナのために創ったドローン「シフティ」だよ。
離れていてもドローンを通して話ができる「念話」が使えるからね。
そして、ルミーナのために付与したのは「置換」だよ。
きっと気に入ると思うから楽しみにしててね♪」
そういって、あまり派手ではない目立たない色彩ながら高速移動に適したスタイルのドローンを呼び出した。
目立たずに高速で移動し行動する、それは「置換」を生かすための必須の要素だったんだよね。
「リーリィのドローンは、「ピープ」だよ。
こっちも「念話」は標準装備、付与スキルは「魔力感知」。
その名の通り周囲の魔力を感知するものなんだけど、
極めればありとあらゆる魔力の質や動きがわかるようになる・・・はず。」
そう言って呼び出したのは、柔らかなフォルムで桜色のドローン。
基本、常にサブマスターのそばに随伴する機体のため、特別な機動力や戦闘力は持ってない。
サブマスター登録は、口頭によるマスター認証を行いパスをつなぐだけなので、
二人とも問題なく完了した。
「それじゃあ明日からしばらくは、性能チェックと連携の練習しようね。
そうそう、命令すれば私のドローン収納に格納、呼びだせばすぐに手元に来るからね。」
「うーーん、早く試したいよぉ。説明で聞いた性能なら私の思う戦い方ができるかも。
ホントにハバネ、ありがとね。」
「ハバネ、この子、気に入った。必ず、使いこなして見せる、から。」
その後も遠足の前日みたいな二人をなだめて何とか寝かしつけるのが大変だったよ。
それから数日はギルドで依頼を受けず、森に入って二人がドローンを使いこなすための訓練に充てていた。
最初はかなり苦労していたんだけど、二人ともかなりセンスが良いみたいで、コツをつかむとかなりレベルの高い使い方ができるようになっていった。
私が言うのも何なんだけど、二人ともかなりピーキーなハンターになってきたみたい。
「ふふーん、前はハバネのテクトとセイバーに全然歯が立たなかったけど、
今なら結構イイ勝負ができるよぉ!」
草むらに大の字に寝転んでいる私とルミーナ、荒い息遣いでそんなことを言うルミーナ。
「私も、結構魔力、が掴める、ようになった。
二人の魔力、なら、見えなくても、なんとなく、何してるか、わかる、かも。」
「二人ともかなり実力が付いたと思うよ。
多分、今なら以前に出くわしたあの熊にも楽勝かもね。」
「おう、今のアタイ達ならもっと森の奥に行けるかもな!」
近くで二人の訓練を見学していたフィーリアとアオもそれぞれのドローンに乗って近づいてきた。
「なら、そろそろ私たちも討伐依頼を受けてみる?」
笑顔で「OK」と答えるみんなを見て、手ごたえを感じた私だった。
----------------------------------
早速、何か魔物討伐の依頼がないかとハンターギルドの依頼掲示板を物色する私たち。
すると突然、外の様子が騒がしくなったと思うと入り口の扉を勢いよく開いて一人のハンターが飛び込んできた。
「ギルマスッ、ギルマスはいるか? 急いでくれ! 街が大変なんだ!!」
「何事だっ?! いったい何があった!!」
慌ただしくなるギルドフロアに響くギルドマスターであるガリーさんの声。
「翼のあるデカい蛇が街の上空に現れて、所構わず風魔法をぶっ放してやがるんだ!
今のところ人的被害は殆どないけど、もう街はメチャクチャだぞ。」
話を聞くとそのまま外に飛び出すガリーさん。
「アイツは確か・・・アンピプテラ。かなり上位の魔物だが、このあたりには居ないはずだ。
どうなってやがる?!」
後を追ってきたサブマスのオルトナも空飛ぶ蛇を確認すると、なにかを思い出そうとするかのように考え込む。
「アンピプテラは蛇の魔物、だとすると今考えられるのは森に居座るヒュドラの眷属ということではないでしょうか?」
「ならヤツは偵察ってとこか。だとするとヒュドラはこのあたりを縄張りにするつもりだな。
クソったれが! 一番面倒な展開じゃねぇか!?」
「とにかく、今はアンピプテラを生かして帰さないことです。少しでもこの場所のことをヒュドラに知られないようにして、その間に奴を討つ準備を整えましょう。」
流石はギルドマスターたちだ。素早い状況判断に、堅実な対抗策を即断か。
「よーし、戦えるやつをすぐに集めろ!
特に遠距離攻撃の手段を持つハンターを最優先にだ!!」
ギルマスの号令のもと、優秀なハンターが集められアンピプテラ討伐に向かっていく。
ギルドで対策が進められている間にも、アンピプテラの攻撃は続いており、街の中は逃げ惑う人々で大混乱していた。
何か出来ることがあるかもと、私たちも少し遅れてギルマスたちの後を追う。
魔法が使える者は魔法による遠距離攻撃を、魔法が使えない者は弓や投槍などの投擲武器で反撃を試みていた。
だが、距離がありすぎて魔法の威力は半減し、弓矢もまともに届かないため、ほとんどダメージを与えられないでいた。
そんなとき、リーリィが声を上げる。
「マズい! アイツの魔法が逃げ遅れた子供に直撃する!!」
魔法感知で周囲の魔力挙動が把握できるようになったリーリィが危険な攻撃魔法を察知したようだ。
これがリーリィのドローン「ピープ」の能力。
この能力を極めていけば、あらゆる魔法に対して先制できる、これがリーリィのアドバンテージになるはずだ。
「っん?! 任せてぇ!!」
その声を聞いて、すぐにルミーナが反応した。
シフティが素早く子供のもとへ向かっていく。
そして子供のそばに到達した瞬間、ルミーナが動く。
「シフト!」
ルミーナが叫ぶとその姿は消え、子供の前に現れ、子供を抱えるとまたその姿が掻き消える。
次の瞬間その場所に風の攻撃魔法が襲いかかり、その場が爆散する。
これが、ルミーナのドローン「シフティ」の能力、「置換」だ。
シフティは、リミーナの思う場所に自由自在に飛んでいき、そして一瞬でルミーナと場所を入れ替えることが出来るんだよね。
この能力を使って、逃げ遅れた子供のもとへ飛んで、そして逃げ帰ってきたというわけだ。
じゃあ攻撃場所に残ったシフティはどうなったかって、それは置き換えが終わった瞬間にドローン収納することもできるからちゃんと無事ですよ。
この一連の動作を体に覚え込ませるのに死ぬほど特訓したルミーナはほんとに凄いよ。
当然、この能力は攻撃にも応用可能だ。
私のセイバーたちが苦戦したのもこの能力のせいなんだよね。
まともに反撃できないハンターたちをあざ笑うかのように悠然と空を飛び回るアンピプテラ。
こん畜生め! 絶対地面に叩き落として、ハンターみんなでタコ殴りにしてやる。
私は、蛇野郎を叩き落とすためのドローンの創造を始めるのだった。
読んでいただきありがとうございます。
今回は、久しぶりの戦闘回です。
不慣れですが、なんとか頑張ってみます・・・・
これからも応援してもらえるとありがたいです。




