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#27 ピープとシフティ


 クロノ4機による時空魔法「時空ゲート」が成功してしまった私はその後もいろいろ試しまくった。


 そうして分かったことは・・・


 クロノたちがいればどこでも時空ゲートの入り口を開くことができる。


 出口はサテラによってマップ化が進んだ場所であれば、どこへでも開くことができる。


 言い方を変えれば、情報のない、全く知らない場所には行けないってことでもある。


 移動後、ゲートを閉じた瞬間にゲートを開いていたクロノたちは自動でドローン収納される。


 置き忘れの心配はないってことだね。


 一度できてしまった時空ゲートは、以降開く場合にはあまり魔力が必要ではなかった。


 ならさっきの倒れるかと思うほど吸い取られた魔力は何だったのかというと、


 多分、クロノが時空間に初めて干渉する際のきっかけを作るための呼び水として大量の魔力が必要だったのだと思う。


 だから、一度パスのようなものが繋がってしまえば、あとは楽に繋げられるのだろう。


 たぶん、再度新しく作ったクロノでゲートを開こうとすれば、またごっそり魔力を持っていかれるはず。


 あと、ある程度単純な動きであればクロノたちにゲートを開かせたまま移動させられた。


 これなら、簡単に動かせないようなものもゲートを通すことができるんじゃないかな。


 そんな感じで使い方もある程度理解できたところで、さっそく時空ゲートの出番だ。


 宿の自分たちの部屋をターゲットにして、ゲートをオープン。


 おおっ、今日はみんな部屋にいたみたいで、びっくりした表情でこっち見てる。


 うん、そりゃそうだよね。突然訳の分からない穴が開いてその向こうに私がいるんだもんね。


「「「ええっー(なにっー)?!」」」


 普段着でのんびり寛いでいたらしい3人と1匹が驚きのあまり固まっている。


 いや、一匹は驚いてるかどうか、見た目じゃ分からりませんでした。


「ただいま。」


 私は素知らぬ顔でゲートをくぐると、そのままゲートを閉じた。


 そのままみんなの再起動を待っていると、真っ先に動いたのはリーリィだった。


 普段の彼女からは想像もつかない素早さでせまってくると私の襟首を両手で引き寄せて問い詰めてくる。


「ハバネ、今の何? 怒らないから、正直に言う!」


 リーリィの迫力、半端ない! というかちょっと怖い・・・・。


「あー、えーと、ね。

 私のドローン創造スキルがレベルアップしてね、いろいろできることが増えたんだよねぇ。

 だからいろいろ街の外で試してまして、そしたらね、出来ちゃったんだよね、時空転移の魔法。

 えへへ・・・」


「アハハハ、ちょっと目を離したらコレだもんねぇ、ハバネは。」


 ルミーナっ、そのイタイ子を見るような眼差しはヤメテ。


「はぁーぁ、転移系魔法は、伝説級、それを、あっさり・・・。

 ハバネは、もう少し、常識を、学んだ方が、イイッ!」


 リーリィさん、お説教はその辺で終わりにしませんか?


「すげーじゃん、ハバネ。他には何かできるようになったのか?」


 フィーリアは素直に驚いてる、うんうん、普通の反応だね。


「うん、造れるドローンとドローンに出来る付与が増えた。

 だから、ルミーナとリーリィ専用のドローンを造ろうと思ってるよ。」


「私たちのドローン?! ホントに造ってくれるの!」


「うん、念話は標準機能になったから、ペアリングのほかにあと一つ付与ができるよ。

 だから、二人にどんな能力が欲しいか希望を聞こうと思ってたんだよね。」


「念話って、離れていても、話ができる、スキル?」


「そうだよ。

 離れていても、いつどもどこでも連絡ができて便利だよ。

 楽しみにしててね。」


「アオのドローンとアタイのケッタンに続いて、いよいよ2人のドローンかぁ。

 なあ、今度はどんな奴が出てくるんだ。」


 なんだかんだと言っても、みんな楽しそう。


「ねえ、二人はどんなサポートが欲しいのかな?

 そんなに凄いのを期待されても難しいかもだけど、できるだけ二人の希望に合わせてみるよ・・・。」


 こういうのは、使う本人に合ったものじゃなきゃ意味無いもんね。


 二人は真剣な表情で考え込んでいる、しばらくの長考の後にリーリィが口を開いた。


「あらゆる魔法を、見抜いて、見極めて、魔法を極める、そのため、の手立てが、見通す眼が欲しい。」


 リーリィは思った通り、より自身の魔法を使いこなすためのサポートが希望のようだ。


「私の望むのは・・・・、

 誰だろうと、どこだろうと、いつだろうと、自分の刃を届かせて守りたいモノを守れるようになりたい。」


 強化系魔法主体のルミーナは、やはり攻撃を補助するようなものをご所望のようだ。


 二人らしい希望を聞いた私は、さっそくドローンのイメージ構築を始める。


 あれこれとイメージを組んでは直し、やり直しては組み替える、そうやって何とか創造可能なレベルにまで固まったイメージで2機のドローンを造り上げた。


 そうして出来上がったのが、【魔力感知】を付与したリーリィ専用ドロ―ン「ピープ」と

【置換スキル】を付与したルミーナ専用ドローン「シフティ」だ。


 さーて、二人はこの2機のドローンを気に入ってくれるかな?


読んでいただきありがとうございます。


これからも応援してもらえるとありがたいです。

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