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#25 レベルアップ


 状況(くうき)が読めない勘違いお馬鹿ハンターを撃退した私たちは、魔法ショップや武器屋をはしごして、合間に屋台での買い食いを堪能しつつ、特に戦利品もなく宿に戻っていた。


 まあ、ルミーナたちのレベルアップが確認できたのが成果といえば成果かもしれないけどね。


「ルミーナもリーリィもしっかりパワーアップしてたね。魔法の威力とか段違い(だんち)だったよ 。」


「魔物の群れ、を殲滅、アレの経験値が、かなり、美味しかった。」


「私たちにあんだけ影響したんだから、ハバネも恩恵あったんじゃない?」


「そういえば、ドローン創造スキルもレベルアップしてるかも。

 久しぶりに確認してみようかな。」


 言うが早いか、ステータス画面をイメージして情報画面を脳内の呼び出す。


「自分でステータスがわかるって、ハバネは反則だよねぇ。」


 転生者である私はステータスが見えるんだけど、この世界の人間はそういうわけには行かない。


 それじゃあどうするかと言うと、鑑定スキル持ちに見てもらうか、神殿で確認するかの二通りの方法が一般的だ。


 鑑定スキル持ちは、珍しいんだけど大抵はギルドに一人はいるんだよね。


 まあ登録時に能力確認が必要だから当然なんだけど。


 だからハンターがステータス確認がしたい時は、幾らかの鑑定料を払って診てもらうが普通らしい。


 そしてハンターでもない一般人が行くのが神殿。


 職業選択や婚姻、子供の成長など、自分のステータスが知りたい場合にお布施を払って教えてもらうのだとか。


 なんでも、触れると頭の中にステータスが浮かんでくる神器があるのだそうだ。


「ねぇリーリィ、私たちも近いうちに教会でステータスの確認してくる?」


「ん、久しぶりに、孤児院、にも顔出したいし、私も行く。」


 ルミーナたちの話を聞き流しながら、はっきりしてきたステータスイメージを確認していく。


 ちなみに、フィーリアとアオは穏やかな陽気につられてお昼寝中だ。


●[取得スキル:ドローン創造](Lv.3→)Lv.10

   +ドローンサイズ :ハーフ、コモン、ラージ

   +付与(1機)  :(+1→)+2

   +ドローンレベル :Lv..(1→)2 (念話を付与スキルから標準機能に変換)

   +ドローンコスト :(x10→)x20[ハーフx0.5、コモンx1、ラージx2]

   +付与魔法    :火系Lv.(1→)3、水系Lv,(1→)3、土系Lv.1、

            :風系Lv,(1→)3、無系Lv,1、治癒系Lv,(1→)2

            :光系Lv,1、闇系Lv,1、時空系Lv,(1→)2

            :雷系Lv,1(New)

            :念話Lv.-

   +付与スキル   :

     +ペアリング :ドローンに対してのサブマスター登録

     +レコード  :1度使用したドローンのフォーメーションを記憶、

             次回以降簡易に行使可能 

     +      :

 

 おおっ!?

 思った以上に上がってる!


 それに、微妙に内容が変わってるのもあるみたい、どれどれ一つずつ見ていきますか。

 

 まずはスキル自体のレベルだけど、一気に2桁になってる。


 ルミーナたちもそうだけど、あの蛇魔物の群れが効いてるんだろうと思う。


 そして、造れるドローのサイズも増えてる。


 今までのサイズ『コモン』に、それより大きなサイズの『ラージ』、これまでの半分ほどという『ハーフ』が造れるようになったようで、サイズの合わせて性能も強化されるみたいなのがちょっと楽しみ。


 『付与』のレベルアップは待ちに待っていたもの。


 なんと、1機に対して2つの付与ができるようになってた。


 なぜだか、付与スキルだった『念話』がドローンの基本機能として組み込まれていた。


 まあ、これで『念話』付きのルミーナやリーリィ専用ドローンが造れるんだから結果オーライ。


 さっそくどんなドローンにするか確認せねば。


 今までなかったのが『ドローンレベル』。


 これはドローンそのものの性能で、強さ、硬さ、素早さ、賢さ、といった基本スペックを示すものらしい。


 それが1レベルアップしているということは、セイバーやテクト、サテラたちも強くなっているみたいだ。


 そして一番の変化と言えるのがこの『ドローンコスト』なんだけど、これは造れる機数に関する『制御機数』が変化したもので、今までのコモンに必要なコストが1、ハーフは0.5、ラージのコストは2となっている。


 つまりは、同じコストならハーフサイズは2倍の機数造れて、ラージだと半分の機数しか造れないということ。


 今のレベルだと、今までのサイズのコモンが、これまでのと合わせて20機造れるようになったみたい。


 コモンは今まで通りに通常戦闘用として、威力のありすぎるドローン魔法陣にはハーフを作るのが良さそうだ。


 ラージに関しては今のところやりたいことが見つからないから、何か思いつくまで当分は保留にしておこう。 


 付与できる各種の魔法も順調のレベルアップしてるし、『雷系』という魔法が増えてた。


 これは、ドローンにこんな魔法が使えたらと常々考えていたら、それが反映したのかもしれない。


 なんだか、気がつくと「こうだといいなぁ」と考えてた通りに進化しているんだよねぇ、ドローン創造スキルってさ。スキルくれた女神さまのサービスなんだろうね。


 魔法以外に付与できる『付与スキル』には、『レコード』というのが増えてた。


 複数ドローンの編隊飛行パターンを記憶して、以降簡単に再現できるというもののようだが、どう考えてもドローン魔法陣を簡単に使うためのスキルだよね。


 うん、いいよね、スキルがどんどん使いやすくなるんだし、困ることないし・・・・・。


 そんじゃまあ、フィーリアのケッタンに『念話』つけて、アオのドローンにも何かスキル付けたいよね。


 ルミーナたちに造るドローンは、まず欲しいドローンの希望を確認してからかな。


 ドローン魔法陣の検証も進めたいからハーフタイプもいくつか作るとして、さてどんなのにしよう?


 そういえば、気になってったことがあった。


 魔法陣について調べてたとき、時空系魔法の魔石は存在しないということを知った。


 魔石はたいてい魔物から手に入るのだが、時空魔法を使う魔物がいないため時空系魔石も存在しないのだということらしい。


 だけど、私はキャリィみたいな時空系魔法を付与したドローンを作れるから、時空系の魔法陣も実現可能である。


 時空系ドローンでドローン魔法陣を起動したら、どんなことが起きるんだろう?


 すごくワクワクする♪


 これはもう実験するしかないっしょ!


読んでいただきありがとうございます。

今回の内容に合わせるために、#12の内容の一部を修正しました。


これからも応援してもらえるとありがたいです。


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