雑貨屋突入〜誤解?の山〜
まさに気分屋!と言うレベルの初の連続投稿です
寝落ちしたヒカリは目を覚ますと遠くからしばらく聞いていなかった緊急戒厳令の鐘が聞こえてきた
こんな朝っぱらから鳴らすとは迷惑な、と寝起きでぼんやりした頭で考えているとドンドンと激しく扉を叩く音まで聞こえてきた
「おーい、ヒカリさんちはここで合ってるだすか?速達便だすよー!」
うーーん、あれ!?確かあのギルマスの話だとアレが届くのは明後日にしようと昨日来たはずだけど…
そこで慌てて日時の分かる魔道具を確認すると、丸一日寝ていたことが分かった
「やってしもたーーー!!まさか寝落ちで新装開店が遅れるとは……」
「やっぱりいるだすねー!居留守はダメだすよ!」
おおっと、動揺で配達員のことを忘れてた、危ない危ない
「ああ、はいはーい、今行きます」
ガチャ、っと開けた先には見知らぬオークがなかなかの大きさの荷物を持ちながら汗ダクダクで立っていた
「ようやく来ただすか。おいらはこの辺の新しい担当になったフクスケと申しますだ。
今日付の荷物のついでに挨拶もしに来ただ。よろしくお願いするだ」
「どおりで見たことない顔だったのね。今後ともよろしくね」
「ところで中から怪しい気配がするんだすが大丈夫なんだすか?不審者とかから押し付けられたとか大丈夫だすか?」
「あーー、その点は大丈夫。まぁ中身は複雑な事情がありまして。あなたも守秘義務って事で」
「了解だす。まぁそういう奴には気を付けるだよ」
こうやって穏便に廃人を回収できたと思った矢先・・・
「そこのお前らそこで止まれ」
「「はい?」」
闖入者に2人揃って疑問で返したが慣れているのか復旧はオークの方が早かった
「何だすか。不審者に気を付けるだよと言った途端来るとは不遜な輩だすな。
うん。お客さんここはおいらが時間を稼ぐから早く安全なところに逃げるだす」
若いオークだけども心はイケメンな彼に感謝しつつ…
「うん。カッコいいだす。女性を守って1人のおいらカッコいいだす。
人生で1回は言ってみたかっただす」
Oh…思わず口に出しそうになるほどに残念な感じで一瞬で感謝が吹き飛んだが、ヒカリは逃げ出そうとするが……
「ま、待て!我々は魔王軍近衛師団対特別戦特任大隊である!雑貨屋経営のヒカリ並びに関係者の抵抗または逃亡は即刻呪殺が許可されている。下手に動くなよ」
なっ!?呪殺許可とはとんでもない容疑者だけど…まさかまたトライアングル一族がやらかしたのかな…
それに、呪殺は脅しとしても魔王軍の詐称なんてほぼありえないし一体どうしたもんか
私が悩んでいると1人啖呵を切った人は大分割りを食っていた
「いや、おいらはそんなつもりではないだす…まさか魔王軍近衛師団の方々とは思はず失礼しただす。
それにおいらは今日初めてこの方を知ったばかりで関係者でもないわけで……」
「そんな言い分は後でだ。とりあえずお前らを拘束していく。まぁ拷問官から取り調べ官に変わるくらい温情はあるかもな」
「そ、そんなぁ」
「そこのお前も大人しく降伏しろ。呪殺は面倒だからな」
「もちろん、従いますよ。ただ一つ聞きたいんだけど、私はどうして拘留されるの?」
おそらくトライアングル一族のやらかしとは思うが一応聞いておかないと毎度気に食わない
「はあっ!?まあいい。罪状は国家転覆テロ未遂罪だ。主犯エルフのトライアングル一族のヒカリ、関係者は現状調査中だ」
「・・・」
「どうだ?図星だろ。バレてるんだから早くお縄に付け」
「え、ええぇぇーー!?私が主犯で国家転覆テロ!?」
い、一体どこでそんな不遜極まりない計画が…って主犯は私にされてるのか
でも特に怪しいこともしてないのにどうして・・・?
「何を今更。口論で目立った際には相手の店主を消したり、元魔王城の幹部を仲間にしたり挙句には膨大な瘴気を垂れ流す実験を断行などとこの都市に出店してから活動を始めたにしては怪し過ぎる勢力範囲と行動だろうが。
それに消した店主に関しては運送屋に確認したところ重要参考人からお前への証拠品が発送予定だということで確認したが今さっき受け取った荷物が証拠だな。どうだまだ何かあるか?」
「い、いえ。ですが!商業ギルドのギルマスにも聞いてください!私は無実だと!」
「あの方も重要参考人なので無意味だ。よし、そろそろ引き伸ばしも我慢の限界だな。
多少の抵抗が予想されるし、ガラテイア5時間分くらい頼む」
「いや!ちょっと待って!本当に私は何も…」
私が微かな拒否を続けていると魔力の強い目隠しのようなものを付けた明らかに異質な女悪魔が私達に近づいて来た。ガラテイアと呼ばれたその悪魔が目隠しをゆっくりと外したと思った瞬間私の意識は途切れた
用語設定
呪殺:魂を一切の拡散、転移を防いで転生等の脱出も防ぐ殺し方。現在許可無し使用だと即刻dead or alive→呪殺
本文内で説明できず申し訳ありません。いかんせん設定設定の物語を私が好きじゃないので…