第5話 期待
だいぶ時間が経ってからの投稿です。
話を大きく変えてから初めての投稿でもあります。
誤字脱字、一人称、口調などの指摘をお待ちしています。
3人がディープと契約した後、ディープが言った。
「皆さん、特待生のことで悩んでいましたが、どうかされたんですか?」
私達はかくかくしかじかと説明した。
「なるほど。では僕が調整しておきましょうか?特待生ではなく、一般生に。」
そうディープが言った。
「え?そんなことができるの?」
私がそう言うと
「はい、できます。僕は妖術の神ですので、そのくらいたやすいことかと。」
ディープがそう言った。
「僕も実はラヴィ達ほどではありませんが皆さんのことを見ておりました。もう皆さんはわかっているかと思いますが、この世界は皆様がプレイしていたゲーム、ディレイターズの世界です。」
ディープがそう言った。
「うん。わかってる。」
沙季が言った
「皆さんが知っているストーリーには僕たちは出てきませんでしたが、皆さんが知らないディレイターズの実質続編みたいなゲームがあるんですよ。」
ディープがそう言った。
「どういうこと...?」
優斗がそう言った。
「実は、ディレイターズを出した会社が、皆さんが死んだ後、新しいゲームを出したんですよ。そのゲームがディレイターズのストーリーの続きを描いていて、その次のゲームに僕たち神々が出てくるんです。」
ディープがそう言った。
「じゃあなんで今この世界、ディレイターズのストーリーで出てくる必要があるの?」
私がそう言った。
「なぜなら…」
「僕もラヴィたちみたいに、皆さんのことを見てみたかったんですよ!」
ディープがそう言った。
「え?」
優斗がそう言った。
「だって、僕が仕事してる間にラヴィたちは、ずっとずっと皆さんのわちゃわちゃを見てきたんです。僕だってそれが見たかった。でも仕事があったから見れなかったんです。僕だって、皆さんのわちゃわちゃをずっとみたかったのに、僕だって…!」
ディープがそう悔しそうに言った。
「確かに僕達が翼達の世界を見てる間、ディープ、悔しそうに仕事してたな。」
ラヴィさんがヒソヒソと言った。
「あとで何かしてくるとは思ったが、まさか今してくるとはな。」
シェードさんもラヴィと一緒にヒソヒソしていた。
「器の小さい男ですね〜。」
フローズさんはもろにディープに聞こえるように言った。
「だから、今までの報いとしてラヴィたちが仕事をしている間に、僕が一緒に、皆さんと過ごし、ラヴィたちに嫉妬させてやるのです!ハハハハハッ!残念だったなぁ!僕はラヴィたちみたいに仕事が溜まってないのですよ!ラヴィたちが翼様達のわちゃわちゃ見てる間に、私はもうすでに仕事終わらせていた!悔しがりなさい。僕は翼様達の1番近くで、このわちゃわちゃを見ることができるんだ!」
ディープがそう悪魔みたいに言った。
あれ?ディープって神だったよね?なんでこんな悪魔みたいな笑い方すんの?ちょっと怖いな。
「コホン、少し取り乱してしまいました。話も脱線してしまったので話に戻りますが、僕の妖術で皆さんを特待生ではなく一般生として入学させることができます。」
ディープはそう言った。
「そして、僕もあなた方のわちゃわちゃを見るため、僕もシェミエイル学園に入学させていただきます!これでいかなる困難が訪れたとしても、私があなた方のことを守ることができます。」
またまたディープが言った。
実はディープって4人の神様の中で1番クセ強い?エレガントな人だと思ったのに...
「でも、今の僕達はこの世界のストーリーは知っているけどこの世界の自分達の仕様を知らない...なら、神のディープに守ってもらえた方が助かる...」
優斗が真剣な顔で言った。
確かに、 ディレイターズの世界はプレイヤーが魔法を使っていた。それなら私達も魔法が使えるはずだけど使い方がわからない...
「そうですねぇ、想像していた方もいると思いますが、この世界では魔法が使えます。」
や、やっぱり!
転生して約1日が経とうとしているのに、ロマン溢れる魔法を使っていなかった...!もっと早くこういうことに気づけていれば...
「あとでステータスを見てみましょう。エリージェント王国の王都から少し離れた場所にスライムがいます。そちらを実験台にして、魔法を使ってみましょう。」
そうディープが淡々と話す。
や、やったぁ!夢の魔法だぁ!!!
お楽しみいただけたでしょうか?
次回もお楽しみに!