異世界生活21日目開始
山田太郎は朝起きると相変わらず素振り500回、腕立て伏せ500回、腹筋、背筋500回を続けている。その後で大量の本が入った段ボールを抱えてスクワットをする。その後で朝食を食べる。朝食を食べ終わるとランニングに向かった。
「太郎くんの腕立て伏せとか凄く早いね。残像が見えてたよ」
鈴と太郎がランニングしながら話をしている。公園でジュースを飲みながら休憩していると、何故か大量の猫達が近寄ってきた。太郎はリュックの中から猫の餌を取り出した。
「わあ、めっちゃ食べるね。猫ちゃん可愛い」
「そうだね。沢山食べてくれるとあげたこっちも嬉しくなるね」
猫達は沢山食べた後、お礼に1回鳴くと、屋根つきの遊具の中に戻っていった。後から見に行ってみると皆で寝ていた。
「あら、お腹が膨れて眠くなったのね。本当に可愛い」
「うん。いつもの日課さ。最初は1匹だけだったんだけど噂を聞きつけて増えてきちゃって。まだ来てない。いや、正確にはまだ出会っていない猫もいるんだ」
「あらまあ、さすが半年後の未来から来ただけありますね太郎さん」
「いえ、それほどでも」
山田太郎と鈴はアパートに戻り、シャワーを浴びると、猛烈に汗が出る事をふたりでした。お子様が見るとプロレスに見えるあれだ。事が終わると、そのまま昼食を食べてから夕方まで眠った。夕方起きると鈴とふたりで夕食の買い物に向かった。夕食はすき焼きだった。丁度すき焼き用の肉が半額だった。そして、カレー用の肉も半額だったので買っておいた。そして、すき焼きを食べた後にカレー作った。菌の繁殖を防ぐため複数のタッパーに小分けにした。
「さて、仮眠しますか。今日の依頼は何ですか」
「うーん、ドラゴン討伐か、魔王軍討伐か迷うところね」
「じゃ、ドラゴン討伐で。ドラゴンの皮を使った鎧を作りたくて」
「お、常に鎧をつけない太郎さんが遂に鎧に興味を持ったんですね」
「ええ、節約もここまでです。最近稼ぎもいいですし、鈴さんが新米冒険者に低金利で資金を貸して支援してくれてるし、お金を使う所があまりなくて」
「私もね、隣の国の貧民街を何とかしたかったけど、最近ね、治癒の女神という人が現れてからやることが少なくなったんだ。凄く助かってるの」
「へえ、世の中少しいい方に流れて行ってるんですね。いい事ですね」
それから少し話をしてふたりはすやすやと眠りに就いた。それから深夜に起きて、異世界に向かった。幽霊先輩は今日も来なかった。鈴と一緒に住むようになってから一度も来ていない。




