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短編詩集

僕の彼女はハリセンボン

作者: 若松ユウ

檸檬 絵郎様のかっぽうミニ企画のお題「『ハリセンボンは膨らんだ。』で始まり、『彼女の行方は、誰も知らない。』で終わる短編小説または詩」に合わせた作品です。

ハリセンボンは膨らんだ。

ハリセンボンというニックネームの彼女は膨らんだ。

ハリセンボンというニックネームの刺々しい彼女は膨らんだ。

ハリセンボンというニックネームの刺々しい彼女は髪形を馬鹿にされて膨らんだ。

ハリセンボンというニックネームの刺々しいシルバーアクセサリーを好む彼女は髪形を馬鹿にされて膨らんだ。

ハリセンボンというニックネームの刺々しいシルバーアクセサリーを好む交際三ヶ月目になる彼女は髪形を馬鹿にされて膨らんだ。

ハリセンボンというニックネームの刺々しいシルバーアクセサリーを好む交際三ヶ月目になる彼女は同じクラスのギャル男に髪形を馬鹿にされて膨らんだ。

ハリセンボンというニックネームの刺々しいシルバーアクセサリーを好む交際三ヶ月目になる彼女は同じクラスのギャル男に髪形を馬鹿にされてアッパーカットをお見舞いしてから膨らんだ。

ハリセンボンというニックネームの刺々しいシルバーアクセサリーを好む交際三ヶ月目になる彼女は同じクラスのギャル男に髪形を馬鹿にされてメリケンサックをはめた拳でアッパーカットをお見舞いしてから膨らんだ。

ハリセンボンというニックネームの刺々しいシルバーアクセサリーを好む交際三ヶ月目になる彼女は同じクラスのギャル男に髪形を馬鹿にされてメリケンサックをはめた拳でアッパーカットをお見舞いしてから担任教諭に呼び出されて膨らんだ。

ハリセンボンというニックネームの刺々しいシルバーアクセサリーを好む交際三ヶ月目になる彼女は同じクラスのギャル男に髪形を馬鹿にされてメリケンサックをはめた拳でアッパーカットをお見舞いしてから担任教諭に呼び出されて説教された後に膨らんだ。

ハリセンボンというニックネームの刺々しいシルバーアクセサリーを好む交際三ヶ月目になる彼女は同じクラスのギャル男に髪形を馬鹿にされてメリケンサックをはめた拳でアッパーカットをお見舞いしてから担任教諭に呼び出されて説教された後に風船のように膨らんだ。

ハリセンボンというニックネームの刺々しいシルバーアクセサリーを好む交際三ヶ月目になる彼女は同じクラスのギャル男に髪形を馬鹿にされてメリケンサックをはめた拳でアッパーカットをお見舞いしてから担任教諭に呼び出されて説教された後に誰も居ない屋上で風船のように膨らんだ。

  *

僕は、そんな彼女がキラキラと風に乗って飛ばされていく姿をグラウンドで見つけた。

彼女の行方は、誰も知らない。

マザーグースの有名な詩「これはジャックが建てた家」を知ると、より面白いかもしれません。

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― 新着の感想 ―
[一言] ∀・;)なるほど。なんていうか、奇抜さが売り込みになるような作品?的な?企画など云々は存じ上げませんが、これはこれで独自の世界観をつくっているような感じでした。「これはジャックが建てた家」で…
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