第59話
俺達獣魔討伐軍は獣魔の本拠地に、戦いを挑もうとしていた。
だけど前方に立ち塞がる、獣魔の大群に進路を塞がれていた。
俺はアードラさんにガイバーンと共に、獣魔の大群を高出力のビーム砲で凪ぎ払う事提案、そして未だ多く残る魔族達を、殲滅する為にガラナが魔法攻撃を提案した時、ホージョーさんに憑依したキャリブレーンが現れた。
「フン!やっとお出ましかい?あたしにビビって出て来ないのかと思ったわよ。」
とガラナがキャリブレーンに悪態をついた。
「バカを言うな貴様如き。」
とキャリブレーン。
そしてキャリブレーンが獣魔の大群に身体を向けると
「ハハハハ!魔力タンクの様なこの天上界で、魔道士の俺に挑むとは愚かだぞ!獣魔共!」
と空中に浮きながら腕組み、高笑いをするキャリブレーン!
そして急に表情を硬くすると、辺りが薄暗くなり始め、雷が落ち始めた。
「気を付けな勇太!」
とガラナが警戒を促した。
またあの魔法か!
「ファイアートルネード!」
キャリブレーンは魔法で炎の竜巻を造り出し、次々と獣魔達を巻き込んで行った。
可也の獣魔が減ったけれど、未だ多くの獣魔が残っていた。
グッドスピードブリッジ
「今だ!ストライクランダー隊発艦!格納庫のストライクランダーは前方の発艦口から、後部甲板のストライクランダーは直上へと発艦!そして前方の獣魔に攻撃!」
「了解だに!」
「ふ~。やっと出番だぜぇ~。鉄巨人の中で待機何てなぁ~飽きたぜぇ~。ん~?」
と愚痴るハニッサさん。
その時後方からフライヤーユニットを装備した、ストライクランダー隊が残存する獣魔達に、攻撃をし始めた。
「礼は言わんぞ、キャリブレーン。」
とグッドスピードのブリッジから通信でアードラさんが言った。
「フン!そんな事より貴様等は速く奴を仕留めろ。」
とヘッドセットで反すキャリブレーン。
「言われなくとも!」
アードラさんが更に返した。
「キャリくぅ~ん?皆に無茶したらお姉ちゃん怒るわよ~?」
と突然リスミーさんが通信に割って入ってきた。
「げ!姐さん!」
とたじろぐキャリブレーン。
「お姉ちゃんね!」
とめげずに訂正を求めるリスミーさん。
なんかグッドスピードのブリッジが騒がしいなぁ。誰か後ろで騒いでるぞ。
「と!兎に角此処は俺に任せて、お前らは先に行け!」
「おいおい。あたし等を忘れるなよ?キャリ何とか?」
とストライクランダーのコックピットからディルが通信で言って来た。
ユニコーン族達とリザードマンの一族は、接近戦用のヘビーホーネットにレーザーソードを装備して、前衛に着き接近戦をしていた。
またブラークさんとエルティナが、見事な一騎当千振りを魅せていた。
ライケンさんも素早い動きで獣魔を翻弄しながらの攻撃だ!
その中にはザンナさんの姿もあった。
「フン!小賢しい獣魔め!」
とザンナさん。
「お姉ちゃんも頑張っちゃうわよ~!」
とヘビーホーネットに乗り、上機嫌のリスミーさん!
「姐さんまた無茶するなよ?んー?」
とハニッサさんが心配していた。
そしてダークエルフ達と砦村の人達がストライクランダーの標準機のグラディアトルでアサルトビームライフルと多弾頭ミサイルで後方支援攻撃を開始した。
後から加わった、魔族達と天上界の種族達は、ストライクランダー隊の後方から魔法攻撃をしていた。
「よし!今だ!中央の獣魔達に向けて、高出力ビーム砲で突破口を開く!ガイバーン!フラッグキラーと共に攻撃だ!頼むぞ!フラッグキラー!」
「了解。」
「こちらガイバーン了解!高出力ビーム砲発射!」
ズシュュュュュュュン!
ズシュュュュュュュン!
俺とディーナさんは真中に開いた、突破口から獣魔の本拠地に辿り着いた。
そして其処には黒い禍禍しい城と、その右側には遺跡らしき建造物が在った。
その時!
「空渡さん。その右側に在る遺跡の中に、転送盤が有ります。」
リディアンさんが通信で教えてくれた。




