第36話
ユニコーン族の城に到着した俺達は、ストライクランダーを城の前に降下させ、ジャンドゥの100体以上居るストライクランダーに立ち向かっていた。
「ソードツー!」
俺はハニッサさんの悲鳴で通信で呼んだ!
「脚を遣られた!」
「今行きます!ガイバーン!此処は頼む!」
「了解!」
俺は急いでハニッサさんの所へ行った。
「動けますか?」
「ダメだ。」
「城内まで後退して下さい!援護します!」
「いや!此のまま砲台に成ってでも戦うさ!」
「其じゃ犬死にするだけだ!一旦体制を整えてから戦いましょう!」
「く!」
その時攻撃を抜けて来たストライクランダーが現れた!
「仕舞った!間に合わない!」
その時横から腰のバーニアを使って急速に割って入って来た
ガイバーンが、レーザーナイフで敵のストライクランダーの胴体に有る動力部を破壊して沈黙させた!そして倒れた敵のストライクランダーに向かって
「お前は其処で寝ていろ!」
と吐き捨てた!
「ありがとう!ガイバーン!」
「危ない所だったな勇太。」
「済まねぇ兄弟!」
俺達はソードツーを担いでユニコーン族の城内へ後退した。
ふ、とガイバーンの背中を見るとメカなのにただならない物を感じて俺は
「ガイバーン!何を考えているんだ?」
「奴等に中途半端は通用しない。ストライクガンナー形態を具申する。」
「お前、惑星でも破壊する積りか?俺達は殺戮をする為にこの場に立って居る訳じゃない。ハニッサさんが遣られて頭に来てるのは解るけど、お前らしくないぞ!」
「そうだぜ兄弟!アンタはそんな奴じゃ無いハズだぜぇんー?」
「・・・済まなかった、今のは忘れてくれ。」
ガイバーンの其の言葉で俺はホッとした
其の時、辺りが急に薄暗く成り始め、雷が落ち始めた
「ファイヤートルネード!」
声がする方を見ると空にディルとへザー、そして沢山のダークエルフ達が空を覆っていた。
ユニコーン族の女剣士
「ダークエルフが沢山現れたで御座る!」
炎の竜巻が多くのジャンドゥのストライクランダーを巻き込んで破壊して行った。
ユニコーン族の女剣士
「ダークエルフ達が守って呉れているので御座るか?」
「あの噂は本当で御座ったか!?アンファングの民との共同戦線の噂は!」
更に地上では、砦村の兵達と多くのアンファングの民兵達が矢を放ちジャンドゥの歩兵達を倒して行った。しかし、アンファングの民兵達もジャンドゥ兵の弾丸に次々と倒されて行った。
「ガイバーン!アンファングの民兵達にアサリルトライフルと、携帯ミサイルをマテリアルチェンジして転送してくれ!」
「了解!、彼等に転送してマニュアルを脳内にインストールする。」
「頼んだぞ!ガイバーン!」
「了解!」
その時ブラークさんが
「アンファングの民兵を援護するで御座る!」
アンファングの民兵達は、アサリルトライフルと携帯ミサイルで、ユニコーン族の城壁上の魔道士と共に、ジャンドゥの歩兵やストライクランダーを撃破して行った。ダークエルフ達も魔法攻撃で撃破して行った。だけど未だ空中巡洋艦の援護砲撃が
続いていた。俺はガイバーンに2隻の空中巡洋艦を撃破させた。
「遅く成ったで御座る!」
ふ、と見るとエルティナとライケンさんが早馬に乗り、リザードマン達を引き連れやって来た。
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ある日ホージョー邸の庭で
「ガイバーン!」
「何だ?勇太?」
「この間の戦闘の時、先に行こうとしたんだけど行けなくて、
お姉さんに。『其処へは移動出来ません。』と少し呆れた感じで言われた様な気がしたんだけど。」
「うむ!空耳かミラージュのバグでは無いのか?ん!?そう言えば、戦闘終了後にお姉さんに『レベルが上がりました。』と言われた様な気がしたんだが。」
AIに空耳機能なんて有ったかなぁ?
「しかも、飛行形態で移動している時に、グウィルリリリリイン!と音がしたんだが。」
「そんな元祖ループアニメのタ〇ちゃんが移動した時の音じゃ無いんだから。」
「アンタ達またバカ言っているの!サボって無いで早くメイドの仕事しな!レーラに見付かるとまたコッテリ搾られるよ!」
またガラナに突っ込まれてまた二人で力無くハモッて謝った・
・・・・




