表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
始まりのマテリアルチェンジ  作者: nikora
プロローグ
2/83

第2話

ゼイワース格納庫


「ガイバーン、戻ってくれ。」


「了解。」


ガイバーンはブレスレットに自分のデータを転送して粒子分解して消えていった。


ゼイワース艦橋


「ただ今帰艦しました。」


「ご苦労。」


「ガイバーンも良く遣ってくれた。」


「光栄です。」


ブレスレットに戻ったガイバーンが言った。


「これが敵のデータです。」


と俺はデータをマイヤー隊長に渡した。


「これを分析してくれ。」


マイヤー隊長は情報士官に渡した。


「無茶苦茶な任務でしたよ。」


「何の為のガイバーンだ。実際に任務は成し遂げたでわないか。」


「すみませんでした!」


ん?いつも変な関西弁のマイヤー隊長が普通に話している。何か大変な事になっているのか?


「次の任務だが衛星学園で、生徒の失踪事件が発生してる。直ちに浸入して調査を命じる。その際ガイバーンでの通学では軍だと解って仕舞う、だから戦闘機2機まで搭載可能なシャトルを用意した。」


「お言葉ですが、軍が関わる事ではないのではありませんか?」


「敵の新兵器の可能性もある。念の為だ。」


「了解しました!」


「では、行って来いやーボケー!」


「やっぱり最後はそうなるんかい!」


衛星学園の編入準備は済んだ。これから衛星学園へ出発だ。


衛星学園は地球圏の総合学校だ。遠くは冥王星近くは地球と月、勿論学生用の寮も完備され学生が生活出来る一つの都市機能も存在する。また地球や月から通学する学生も居る為シャトルの発着場も完備する。俺はその口だ。


よし、ドッグにシャトルを渓流するか。

俺はシャトルを渓流してドッグから居住区画に出た。中は人口太陽が在る為明るい。広い空間に建物が沢山在り、中央の道路の両側には店舗が在った。この先に在るかなり大きい建物が本校だ。高等部の職員室に行き担任の教師に会いに行くか。俺は能内の通信ネットワークソフト[ミラージュ]を使って、校内の職員室へのルートを検索して視界に現れるバックアップ表示に従い歩いた。


「失礼します。今日転校した空渡勇太と言います。石神先生はいらっしゃいますか?」


俺はミラージュを使って担任の教師を呼んだ。


「お!君が今度転校して来た空渡君か。」


40代半ばの恰幅のいい、担任の教師が現れた。能内の画像データと照合して一致した。


「はい。」


「では教室に行こうか。」


俺は石神先生と廊下を歩いて、自分の編入する教室へ行った。石神先生から教室に入り続いて俺が入った。教室の中には50人位生徒が居た。


「今日から転入する空渡勇太君だ。」


「空渡勇太です。よろしくお願いします。」


「じゃあ刻波と海樹の間が空いているからそこに座りなさい。」


「はい。」


俺は教室の真中辺りの空いた席に座った。

すると左隣の席の黒髪ロングの女の子が、話し掛けて来た。


「私は刻波美成ときなみみなりと言います。よろしくお願いします。」


「俺は空渡勇太、よろしく。」


すると今度は右隣の席の赤毛のポニーテールの女の子が話し掛けて来た。


「僕は海樹雪人うみきゆきと、よろしくね。」


え!?男


「君男なの?」


「そうだよ、よく間違われるんだよね。」


「私達はオカルト研究部の部員ですが、入部して一緒に当学生の失踪事件を、調査して見ませんか?」


失踪事件の調査か調度良いかも知れない。

何か知っているかも。


「いいよ、入部して失踪事件の調査をするよ。」


「この時期に転入して来るからもしやと思って。」


刻波さんは察していたようだ。


「所で何か分かっている事は有る?」


「この衛星学園の最下層で失踪事件が起きているようです。」


「じゃあ早速そこへ調査に行かない?」


「今は学生が肝試しに行かない様に閉鎖させてるんだよ。」


と海樹君が言った。シャレに成らない状況なのにゆく行く奴が居るなぁ。放課後忍び込むか。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ