第13話
リューゲ村で襲われた俺とクローディアは、村外れの森の中で一夜を過ごした。
そして翌朝。
「ガラナを許さないし勇太を信じない、一部の人達が居る限り、この国内では何処でも襲われるかも知れない・・・・。」
とクローディアが残念そうに呟いた。
ガラナが何れ程の事をして来たかは
知れないけど・・・・・
「何の音?」
とクローディアが言った。
その時西の方からエンジン音!?
がして来た。
「クローディアは物陰に隠れて!」
「え!?」
「早く!俺は様子を見る!」
俺はクローディアを隠れさせ、物陰から様子を見た。
「ん!?あれはフェイトンの戦闘機?
似ているが違う。」
ズシューーーーーーーン!!
飛び去った、が、旋回していた。この村を偵察しているのか?
「あれは何?」
「俺達の世界にもあるけど飛行機だ。」
「ヒコーキ?」
「そう、空を飛ぶ乗り物だよ。」
「俺は村の中央へ行くから、クローディアはここで待っててくれ。」
「一人じゃ危ないよ!」
「大丈夫!」
とクローディアに言い残し俺は行った。
「おお!貴女は昨晩の旅のお方!」
昨晩宿泊場所を教えてくれた伯父さんだ
「あんな物、何時も来るんですか?」
と俺は伯父さんに聞いた。
「いや!何時もならこの西のユニコーン族が、更に西に在る機械と言うカラクリに長けた人の国の攻撃を、抑える形に成っていのですが。」
「詰まり、こちらに来るはずが無いと?」
「ええ、多分撃ち漏らしの者が来たのでしょう。」
俺は伯父さんと別れ村の中央に行った。するとさっきの戦闘機に矢を放つ奴が居た!俺を襲った奴等だった!
「止めろ!そんな物じゃ歯が立たないぞ!」
さっきの戦闘機が引き返して来て、連中を撃ち殺した。更に村をミサイルで攻撃し始めた。
「バカ野郎・・・・。ガラナ!飛べるか!」
「任せな。」
俺はガラナに代わって空を飛んだ。
「風の聖霊よ。エアスラッシャー!」
ガラナがカマイタチの魔法攻撃をした。
機体を少し破損させた。
「あれはダークエルフのガラナ!村の為に戦っているのか?」
村人が疑心暗鬼で言った。
「いや!戦ってくれているだろ!」
と別の村人がさっきの村人に怒る様に叫んだ。
「光りの聖霊よ。ライトニングアロー!」
ガラナが光りの矢の魔法攻撃をしたが、深刻なダメージを与えられなかった。でもお陰で動きが鈍った。俺はガラナと代わって、気を集約し始めた。が!
「うわー!」
堕ちた。
「勇太何遣ってるんだい!あたしを笑い殺す気かい!」
「ごめん。」
「アンタには今度みっちり飛び方を教え込まなきゃいけないねぇ。」
ガラナに代わって地上に無事に降りた。
俺は再び気を集約した。
「当たれ!烈波弾!」
空気を切り裂く様な音と共に、光りの弾が戦闘機目掛けて飛んでいった。そして命中し、戦闘機は墜落して爆発炎上した。村人の一部を残し集まって来た。
「有り難う御座います。」
と村長らしき人物が現れ感謝された。
「村の一部の者が御迷惑を掛けまして御詫び致します。」
と続けてその人物が謝罪した。
一部の人達、あの種の人間が民族間戦争を引き起こしたり、その傷を深くするんじゃないかと、ふと思った。
「アンタ凄いな!村の者にはアンタを信じたい者も居る、昨晩は済まなかった。」
スタインさんの様な人が現れ謝罪した。
「良いさ、まぁあたしが遣って来た事を思えば仕方無いさ。」
とガラナに代りガラナ言った。ふと見るとクローディアが戻って来て居た。
「もう!私の事忘れてたでしょ!」
と顔を膨らませて怒った!
「あ!ガラナ!」
ガラナに代わって居ると、身長が約162㎝から約170㎝に背が伸びて顔が大人びるみたいだ。だから直ぐにガラナと分かる様だ。
「あらアンタ居たの?」
「居たの?じゃ無いわよ!」
「まあまあ。」
とガラナから代りクローディアをなだめた。
「それでは俺達は急ぎますので、失礼します。」
「気を付けて!」
とスタインさんに似た人が心配してくれた。
俺達はユニコーン族の居る城へ急いだ。




