表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
始まりのマテリアルチェンジ  作者: nikora
第1章異世界転移
12/83

第12話

僕とこのエルフの体の持主のディーナ・シーさんは、近くの村に行こうとしていた。


「近くの村は何処に在るの?」


とディーナさんに聞いた。


「この湖の辺にオラーケル村が在ったはず・・・・もう少し歩いて行きましょう。」


僕は湖沿いを、更に南下して歩いた。すると大きな木々に紛れてレンガで出来た教会の様な建物と、2階建てのレンガで出来た、民家らしき建物が幾つも在った。そして教会の様な建物に、僕は入ってみた。


「おお!貴女様はディーナ・シー様!

到頭復活成されたのですね!これは失礼、私はグロイビゲと申す者です。」


と白い服を着た恰幅の良い、年配の男の人が現れた。するとディーナさんに代わって


「ええ、但し問題が有ります。」


「それはどう言った事ですかな?」


とグロイビゲさんが返し言った。


「復活の折り、異世界の女性の魂が宿っての事、しかし宿ったのが男性の物でした。」


とディーナさんが少々顔を歪めながら、

グロイビゲさんに答えた。


「何と!では充分な力を発起出来ない訳ですかな?」


とグロイビゲさんが驚きの表情を隠せないまま、応えた。


「申し訳ありません。」


とディーナさんが少し悲しそうに呟いた・・・・


「いえ、ディーナ様が気に病む事では有りません!何かの手違いに違い有りません!」


とグロイビゲさんがディーナさんの不備を、強く否定した。


「ごめんなさい!」


とディーナさんに代わって謝った。


「むむ!?貴方は?」


「僕はその異世界の男の魂の者です。」


僕はこれ迄の経緯をグロイビゲさんに、隠さず全てを話した。


「そうでしたか・・・私としての心情は複雑では有りますが・・・。」


とグロイビゲさんは残念の様な、怒りを堪えた様な表情をしていた。


「凄く言いずらいのですが、その、はぐれた友達の事を何かご存じ有りませんか?」


「状況からすると・・・・う~ん・・・何かに憑依した可能性が有りますな。だとすると・・・・・・・・

噂ですが、ダークエルフに憑依した者がこの国内で旅をしているとか。本当かどうか分かりませんが。」


「有り難う御座います!」


僕はグロイビゲさんにお礼を言うと、探しに行こうとした。その時!


「待ちなさい!うかつに動いては更に離れてしまうかも知れないですよ!」


とディーナさんが静止した。


「沿うですよ、ここで情報を集めてから、動いた方が良いですよ。」


とグロイビゲさんも僕を促した。


「・・・・・・解りました。」


僕はこの村で情報を集めてから、動く事にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ