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薔薇ニ戀々  作者: 藍花 姫乃
禁髄恋
16/26

朱香 -シュカ-

「え…………」

ロゼは目を見開き、ルクスを振り返る。

それは、先程ポケットに忍ばせていた、装飾の美しい鋏。


ロゼが前へ倒れないよう、右手に鋏を持ちながら、左腕で抱き、支えた。


「ルクス……何で…………?」

「何で……? お前の方が分かってるだろ。ロゼを何処へやった?」

「なんのこ

「恍けるなよ。痛い思いは、したくないだろ?」

ロゼは黙って、屋敷のドアを指さした。

「ふふっ。ありがと」

優しい声色で言い、ルクスは支えていた手で、ロゼの口を抑える。


「〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」

「…………外見だけで、俺を騙せると思うな」

笑んで魅せる。


ルクスはロゼの首を掻き切り、己を真っ赤に染めた。

それこそ、薔薇の様に赤く。紅く。



その青い目が、際立って魅せた。





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