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転生の理由  作者: 柿の種
2/5

父と母

「アルス、今から俺の奥義を見せてやる」

突然剣術の稽古の最中にグロウが言いだした


生前の記憶を取り戻し三ヶ月はたったある日のことだった。



「奥義?」


「そうだ、この技はクゥイント家に伝わる奥義だ」

えらく真剣な顔をしているな

「そんな大層なものがクゥイント家に?」

そんなものがこの中級騎士の家にあるとわ思えないんだけど

グロウは、気さくな良いオヤジって感じだ

金髪を短く揃えツンツンした髪型

茶色の瞳

ニヤっと笑う人懐っこい笑み

体格も良く、夜では帝王

十歳を過ぎたばかりの俺にも夜の営みのアドバイスをくれる

本当にいい父親だ!


「こらこら、対したものじゃないだろうとバカにしてるだろ?すげぇんだぜこの技は覚えれば格段に強くなれる」


この世界での成人は15歳、奥義なんてものを教えるなんて早いと思うのだが


「それほどですか?」


ファンタジーな世界だ

当然興味はある


「見せた方が早いな、ちょっと離れて剣をかまえてろ」


頷き道場の端まで下がる

グロウの位置からここまで十メートルほどあるが斬撃をとばすあたりが奥義だろうか


「準備はいいか?」

「はい」

「行くぞ!」


瞬間グロウの姿が消える

「ッ!」

カン!


「どうだ?すげえだろ?」

ものすごいドヤ顔で目の前のグロウが自慢気に言う


「い、今のわ?」


対する俺は手が痺れ、何が起こったのかすらもわからない状況だ


「簡単さ、すげえ速さで移動して木剣を弾き飛ばしたんだ技の名前は縮地、リスティ家に伝わる剣術の高速移動方だ」



どうだとゆわんばかりに自慢気に話すグロウ


なんて大人気ないやつなんだ十歳の子供に向かって

にしても強化されていく俺の身体能力でも反応できなかったほどの速度

ぜひものにしたい!


「それは、教えてくれるのですか?」


「まだ、十歳のお前にはまだ早いさ、見せておくだけだ剣術も訓練を積めばここまでできるとゆうことを教えておきたかったんだよ」


「なぜですか?」


「お前魔法の練習ばっかに興味がいっちまってたろ?剣術にも興味を持ってもらいたくてな、魔物がそこらにいる世界だ強くて損わねぇ」


なるほど、確かに生前では魔法が使えなかったから剣術にそこまで興味はなかったな

意外と父親らしいことしてくれるんだな


しかし、身体能力が上がってグロウに勝てる気でいたけどこんな技が使えるならまだまだ勝てそうにないな


「わかりました、剣術も凄いんですねその技を身につけれるように頑張ります」


「おう!がんばれよ!じゃあ俺は今から見回りに行ってくるからリスティに魔法を教えてもらいな」


「はい、お気をつけて」


グロウが手をひらひらさせながら道場を出て行った

縮地か、まさか異世界にこの名前で伝わっているなんてどうなんだろう


おそらくグロウは見た程度では、十歳の子供が使えないと思っているのだろうが縮地の原理は理解したぞ


進行方向から対象までの地面に魔力をうっすらと流し、その魔力の上に乗り対象まで流した魔力を強引に縮めるといったところか

簡単に言えば魔力に乗るとゆうことか


試しに道場の端まで魔力を流してみる

そして足にも魔力を纏わせ、乗る

よし、縮める!


グン!っと周りの景色が流れ一瞬で移動出来た

おお、これは凄いな

一回で出来たことにも驚きだが覚醒してからわだいたい一回で成功するしな

魔法の稽古が終われば障害物の多い森でも試してみよう


とりあえずリスティの部屋まで行こうか


「母さん、入りますよ」


「あら、早かったわね」


「ええ、今日はクゥイント家の奥義を見せてもらっただけでしたからね」


「意外とすごいでしょう?」

ふふふと笑いながら話すリスティ

さらりとした金髪に青みがかった瞳

笑った時のえくぼなんかも愛嬌がある


なにより豊満な胸が素晴らしい

これを夜な夜なグロウが自由にしているのかと思えば軽く嫉妬できる


「あんなものがクゥイント家に伝わっているなんて驚きですよ、さて今日はなにを?」


「そうねぇー、グロウが奥義を見せたのなら私の固有魔法をアルスには見せてあげようかしら」

「固有魔法?」


「個人だけが秘匿している魔法を固有魔法ってゆうのよ」


グロウの縮地もそうだが

リスティが言う固有魔法とゆうのもなかなか凄いものなんじゃないだろうか


魔法書に書いてある一般的な魔法とは違い、個人のみが秘匿している魔法…


そう考えると生前の廚二魂が震える!


「そんなものをなぜ母さんが??」

「作ったのよ自分でね、これでも母さんそこそこ腕の立つ魔法使いだったのよ?」


ふふんっとちょっと得意げに話すリスティの姿は、すごく愛らしい



つまり美人天才魔法使いってことか

「ぜひ!見せてください母さん」


効果がどんなものかわからないけど固有魔法だ覚えておいて損はないだろう


「そうね、ならお庭に行きましょうか」

そういってスタスタと庭歩いていく


室内でできないほどの、固有魔法なのか….楽しみだ!


「じゃあアルスは、私の後ろに居なさい」

「はい!」

「じゃあはじめるわ」


そういってリスティが魔力を練っていくのがわかる

それどころかリスティの体内での魔力の動きまでも視える

今まで、リスティが魔法を使っているのを見たことは、あるが魔力の流れすら感じた事はない

それほどリスティの魔力が濃いとゆうことなのだろうか

それともそれほどまでに、魔力をつかう魔法なのだろうか


考え込んでいる間あたりの気温がぐんぐんと下がっていく

リスティの魔力が安定し、魔法が発動直前なのが解る


そしてリスティの口から魔法名が叫ばれた


「アブソリュート!」


リスティが魔法名を唱えた瞬間氷柱が地面から勢い良く飛び出た

飛び出た一本を皮切りに氷柱が地面をどんどん、覆い尽くして行く

はや!てか氷柱多いな!


リスティの正面に氷柱の道が出来上がっていた


「ふふっどう?これが私の固有魔法よ」


「すごいですね…こんな魔法なのに無詠唱で行えるのですね」


「固有魔法だからね、詠唱を盗まれないように無詠唱で発動できるように練習するのよ

もっとも詠唱した方が威力と範囲は上がるけどね」


ん?今まで魔法を使う時無詠唱で発動していたが詠唱したほうが威力が上がるのか、これも森に行って試してみよう


「詠唱おしえてもらえるのですか?」


「だめよ、もっと大きくなったらね?魔力も足りないしアルスは中級の魔法もまだでしょ?だから見せるだけよ」


ふふふっと微笑みながらさとしてくる

魔力も足りると思うし、中級など全無詠唱で発動出来るのだが

五歳でそこまでできるって異常っぽいしやはり黙っておこう


「はい、では大きくなれば教えてくださいね?」


「いいわよ」

そういってニッコリと微笑む


グロウのやつ、こんな美人で巨乳をどうやって捕まえたのやら

アルスありがとうリスティを母親として見ていてくれて

まぁ、アルスは俺なんだけどね

そこから部屋に戻って基礎魔法の訓練を繰り返した。




あの二人の技をみる限りただの騎士と魔法使いじゃないみたいだ

若い頃冒険者でもしていたのだろうか?


さて、縮地とアブソリュートを試しに森に行くか。


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