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気持ち

作者: 善行 望


  月の灯りを


  ふたつの手で掬う


  指の隙間から


  滴り落ちる光りが


  わたしと同じ形の闇に変わる


  

  影には気持ちまで写らないから


  わたしはわたしを分ってあげられなかった


  

  気持ちは夜空のように動かない


  月の速さでゆっくりと徐々に


  気持ちから離れているのは


  わたしだと気付いた時



  気持ちは光りになって


  嬉しさや悔しさ


  好きも嫌いも等しく照らして


  わたしを支える隔たりのない道に


  わたし一人分の影を写していた


  



  


  


  





















********************


  


  


  

読んでくださりありがとうございました。

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