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どうやらここは俺らの普通が通用しないらしい

案の定ここは宿屋だった。俺らは今、宿屋の受付でチェックアウトの順番待ちをしている。ボケッとしていると、突然お母さんは口を開いた。

「そういえば、あの人たちが言ってたマセキ?とかって何だったのかしら。」

それは受付へ来る途中ですれ違った人たちが口にしていた言葉だった。俺より背丈が高い男が俺と同じくらいの背丈の女に向かって

「おいマキ、マセキを使いすぎるなよ?マホウが使えなくなられたら、俺らは困るしお前も困るだろ?」

「わかってるわよリュウジ…でもまたマセキを取りに洞窟へ行けばいいじゃない。あそこなら大量にあるし、自然生成されるから…」

「今はそんな暇ないだろ?依頼を片付けないとじゃないか。」

このマセキ?やらマホウ?について話しているのだろう。

「現実的に考えたくはないが、マセキは魔物の魔に石、マホウは魔法だろう。そんな非日常的なものがありえるとは思わないが、実際刺されてここにいるからな。」

「やっぱり魔法よね。ん~………使いたい?」

「まあ、使ってみたい」

「あっちゃん好きよね~そういうの。」

……そう、俺は魔法が出てくるものとかの非現実的な小説が大好きで読んでいた。お気に入りの本もそういう小説だ。

「お客さーん?順番あとにするよ~?」

話してたら順番が回ってきたようだ。

「何号室の部屋?」

「106号室です。」

「山澤様ですね。」

「…あの~ここって何て言う場所ですか?」

「お客さん知らないの?ここは王都の近くのアスタリスクって都市だよ。」

「あっちゃんわかる~?」

アスタリスクという単語自体はもちろんあるが……

「いやそんな都市は聞いたことないな。ってことは…」

「「異世界だ(ね~)」」

「お客さん何いってんの?」

「私たち別の世界から来ちゃったみたいなのよ~」

「……お客さんこっちおいで。おーいラフィーニャ代わってくれ。」

「………うぃ」

バックヤードからかったるそうに女性が出てきた。

そのバックヤードに俺らは招かれ、ついていく。何かさせられるのか…?

机を挟んで受付の男が座る。

「まあ座れや。俺はジョセフってっていう名前で仕事は……まあ受付だな。」

「はあ…で、僕らに何かご用ですか?」

「お前ら、行く宛ないだろ?俺はもう受付辞めるんだ。んで、旅をしようとしてる。」

「旅…ですか。」

「そうだ。まだ誰も知らない魔法を探す旅。楽しそうだろ?」

「まあ、…誰と行くんだ?」

「いま受付にいるラフィーニャとだな。あいつも俺も魔法が好きでな。」

「俺らを誘うメリットは?」

「異世界から来たって言っただろ?異世界について知りたいっていうのと、さっき話した通り行く宛がないからだな。」

「あっちゃん行く~?」

「……まあ、俺らに損はないからな。」

「よし!決まりだな。そういえばお前ら名前何て言うんだ?」

「あお………飛鳥です。」

「アスカか…そっちの嬢ちゃんは?」

「はぁ?私、どうみても大人ですけど~?あんた何が見えてんの~?」

あぁ……やっちまったよ。彼方は子供と間違われることを極端に嫌う。いや、好く奴の方が少ないけどな。

「あ……あぁ悪い。そんな見た目だから未成年だと思っちまった。すまない……で、改めて名前は?」

「彼方よ。」

まだ怒ってるよ…

「母さんその辺にしてくれ。」

「………かあ…さん…?」

「えっじゃあ……カナタは…アスカの母親…?!?!」

まあ混乱するよな。

「そうです。母さん落ち着いた?」

「あっちゃん…もう落ち着いたわ~ごめんなさいね~」

「あっちゃんじゃなくて飛鳥って呼んでよ…」

「……わかったわよ…あおい」

今だけはそっちの名前で呼ばないで欲しかった。ほらジョセフがポカンとしてる。

「アスカはアオイ…どういうことだ?」

ああ説明めんどくせぇ。俺は諦めて説明した。

飛鳥という名前を襲名したこと。俺ら以外の身内は死んだこと。父親が蒸発したこと。

「お前ら大変だったな……まあ、これからよろしくな。」

「その前に一つ聞いていいか?」

「俺に答えられることなら何でも。」

「魔法ってどういうものだ。」

「魔法にも色々ある。火の玉を飛ばす魔法や空を飛ぶ魔法。さらにはクリーンとかいうきれいにする魔法もある。あぁ、お前らのバッグも魔法が使われて軽量化されてるな。」

「だから軽かったのか。」

「クリーン…私使いたいわ。」

あなたは使いたいでしょうね。授業中とか特に…と心のなかでツッコミを入れる。

「あぁあと、自分の空間?を作れる魔法なんて代物も存在する。」

「へぇ…いいなそれ。そこに荷物を置けるのか?」

「荷物どころか、人も運べるし、使用者も入れるぞ。ただ、それを使うためにはダンジョンで手に入るマジックアイテムが必要らしい。」

ダンジョンか…俺の力がどれくらい通用するかで難易度がだいぶ代わるな。

「さて、出発は三日後だ。三日間この宿に泊まっていいから、必要なものは町に出て買ってこい。あぁ、あと魔法適正があるか教会でみて貰ってこい。んじゃまたあとでな。」

そう言ってジョセフは仕事に戻った。俺らもバックヤードを出て、町に行くことにした。

彼方「私…そんなに幼く見えるのかな」

飛鳥「大丈夫だよ母さんは母さんだから」

彼方「あすか~大好き~」

飛鳥が好きすぎる彼方がいた。(平常運転)

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件名 勉強しなければ

来週忙しいと言いました。あれは本当です。テストがあるんです。私学生なので、テストを受けないとなんです。はい。正直あまり勉強出来てないのでまずいです。もしも赤点取ったら活動報告で赤点報告をします。そんなことにならないでほしい。さて、次回はいよいよ町に出ます。飛鳥は魔法を使えるのか。次回 魔法適正S?!(仮)お楽しみに!

どうでもいい小咄 最近になってホットアイマスクをつけて寝てみたんですけど、あれめちゃ気持ちよくないですか?あれもっとはやく欲しかったぁ。

次回更新は流石にテスト終わってからになると思います。頑張ってきます。

誤字脱字があると思いますので、指摘よろしくお願いします。あとできれば感想も書いていただけたらモチベーションアップに繋がると思うのでそちらもお願いします。それではまた次回のあとがきで!

                      猫人

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