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碧空の下で 031

 あの日のことは、もう忘れる余地などない。バスの車窓の右手から見た景色は、強制収容所だった。ジェシカが撮った写真を見せてもらったら、そこには農業を一日中させられて痩躯になっていると思われる人が多数いた。老若男女問わず。ガス室やら、監視塔も丸見えだった。人体実験もやっていた。

「...」

「...」

 歔欷の声を上げていたのは、ジャスティンとか、アンドリューだった。ジャスティンは、アンドリューに対して自分で撮った往年、といっても半年前の写真をアンドリューに見せていたが、あの時よりも酷くて衝撃だった。寒気の度合いが加速していた。

 政治のことは、名前は忘れてしまったが、ナチス並みの極右政党が内閣、裁判所を廃止して、全てその政党が決めているという。ジャーナリストらは、粛清されるか、難民として散り散りだ。我がカナダでも、最近見られている。報道写真展で見た現象だ。

山について、今日は寝ることにした。

 

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