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碧空の下で 036

山陽本線を西に西にと辿って、博多から脱出しようとすると、三原にて大火傷をしているのを発見した。糸崎あたりでの爆発に巻き込まれていたのか。そう思っていると、いつのまにか病院にいた。しかも、見慣れたフランス語と英語が併記されたカレンダーやポスターが貼ってあり、看護師さんもそれらを話している。

自分たちが倒れている間に、三原市どころか、設備がより整った、広島の大きい病院まで連れていかれていたらしい。広島の病院に着いたとき、カバンに入れていたカナダのパスポートをみて、ビザの期限が切れていたのに気づいた医師がカナダ大使館に連絡。強制送還されたらしい。その影響で日本には1年上陸禁止になったという。

「1日以上昏睡していたの?」

窓を開けると、高層ビル、オンタリオ湖、対岸の米国の平野が広がる。それらを、自分たちが帰国したのを祝うかのように、碧空が包んでいた。

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