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あの日あの時あの場所でぶつかっていなければ  作者: 餡蜜
ぶつかったあの日
2/2

入学式で…

正義「セーフ。何とか間に合った。てか、同じクラスなんだね吉成。」


吉成「そろそろ治ってもいい頃なんじゃない、その楽しみすぎて寝れない病。そんなの小学生で治すもんだと思うけど。」


こいつは保育園の時からの親友の河上吉成(かわかみよしなり)。やんわりしててオカン気質。


正義「しょーがないだろ、楽しみなものは楽しみなんだから。てか、ちひろんは?」


吉成「見てないなぁ。違うクラスかもな。」


正義「俺、紙見たとき同じクラスだったと思ったんだけどなぁ。」


吉成「千尋の事だから入学式終わった後で来そうだな。」


正義「だなw。」


俺のもう一人の親友、真壁千尋(まかべちひろ)は寝るのが大好き人間で一日十時間とか余裕で寝れるらしい。寝起きはめっちゃ冷たいけど、それ以外の時は、かなりやさしい。


先生「新入生列作って並んで。」


吉成「行くか。」


正義「だな。そう言えば朝走ってるときに女子とぶつかってさぁ、めっちゃ美人なんだけど中二病だった。」


吉成「マジか。ちゃんと謝ったの?」


正義「軽く謝った程度。同じ学校みたいだったからまた謝りにいこうかなって。」


吉成「ちゃんと行けよー。」


正義「分かってるよ。」


いざ入学式が始まると来賓やら校長やらの話が長くて眠くなってきた。しかしそんな眠気も一瞬で飛ぶ出来事が起きた。


司会「新入生代表挨拶。新入生を代表しまして、仲嶋美海(なかじまみう)さんお願いします。」


      シーーーーーン


司会「仲嶋さんいますか?仲嶋さーん」


少しづつざわつき始めた。


司会「今しばらくお待ちください」


司会がそう言った瞬間


       ガラガラ


後ろの扉が開いて入ってきた一人の生徒を見て俺は驚きを隠せなかった。そこを歩いていたのは、今朝ぶつかった女子だったのだから……。





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