【プロローグ】 夢?いいえ、異世界です。
やはり書き直しました。ごめんなさいm(__)m
突然だが、俺は、web小説などで良く目にする・・・というより、定番の自称神様による転生ものの、プロローグのような夢を見ていた。・・・はずだった。
「いやはや、おれ自身がまさかこんなことになるとは」
本来、そこに在るはずのない木々を見渡しながらそう呟いた。
もう気づいただろうが、俺こと皇 龍斗は、転生を果たした様だった。
「しっかし、ファンタジー好きの俺としては、嬉しい状況だけど・・・実際に起きると色々来るものがあるな・・・」
ファンタジーもののラノベ何かが大好物の俺としては、一度は、こう言う世界に行って見たいと思ったことは、何度もあるが、いざとなるともう会うことのできない、親や姉妹、友人の顔が頭に浮かんで来た。
「あーこれからどうすっかな・・・」
気を着けていないと、流れ出そうになる涙を堪えながら今後のことを考え始めた。
「そう言えば、さっきの神様、勇者を間違えたとか言っていたよな?」
そう言って、ついさっきここで目を覚ますまえに神様と会った時のこと思い出していた。
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家のベットで寝たはずの俺は、今、不思議な空間にいた。白いと思えば、白い空間に、黒いと思えば、黒い空間に俺は、いた。
(ああ、夢か・・・しかし、変な夢だな)
「夢ではないぞ」
突然声のした方を見ると、白く長い髭を生やしたおじいさんが、立っていた。
「あなたは、いったい?」
「ワシは、お主らの言うところの神様じゃな・・・地球の神ではないがの」
「え!?」
(夢とはいえ、俺的に美味しい展開!)
「だから、夢ではないのだがな・・・まあ、良い。率直に言うと、リュウトよ、お主は、死んだ。そして、選ばれた魂であるお主には、転生を果たし、ワシの世界に勇者として来て貰う・・・はずだったのだが、こちらの手違いで、違う魂を勇者として転生させてしまった。」
「と言うことは、転生は無しと言うことですか!?」
「いや。そう言う分けにもいかんのじゃ。お主の転生は、すでに決まっておることじゃからの」
「ということは」
「うむ、転生はして貰う・・・が、勇者は、諦めてくれ。勇者は、1人しか送れんのじゃ」
「それは、別に良いですけど」
「おお、そう言ってくれるか。では、ワシの世界について少し説明しようかの」
神様は、そう言って、これから転生先の世界について説明し始めた。
「今から転生して貰う世界は、お主の言うところのファンタジー世界じゃ。この世界では、一人一人にステータスとクラス、レベルと言うものが存在し、地球に動物がいるように、この世界には魔物が存在する。その、魔物を倒しレベルを上げることにより人々は、より強力な魔物に対抗しておる。しかし、魔物は、稀に魔王と呼ばれる個体が生まれ、強大な力を持ち更に、種族関係無しに群れを作る。そうなってくると、最早人の手には終えなくなりその対抗手段として、勇者が存在するんじゃ」
「1つ質問が有るんですが」
「ん?なんじゃ?」
「何で、魔物何て言う危険な存在を産み出したんですか?」
「うむ、あえて言うならば、バランスを保つたてじゃな。それに、ワシら神々にとって、人も魔物もあまり変わらんのじゃ」
「ああ、なるほど」
「それじゃ、説明に戻るぞ」
「はい、お願いします」
「この世界の人間には、ステータスやレベル、クラスと言うものがあると言ったが、魔物にもステータスとレベルは、存在する。ステータスの見方としては、その名の通り『ステータス』と唱えれば、目の前に出現する。そしてこれが、この世界のお主と同じ年の人間のステータスじゃ」
神様が、そう言うと俺の目の前に文字が表示された。
ステータス
名前 ーーーーー Lv.1
年齢 17
種族 人間
クラス 剣士 Lv.1/30
体力 [1500/1500]
魔素 [350/350]
筋力*(4+2) : 6
防御力*(3+2) : 5
魔力*(2+0) : 2
耐魔力*(1+0) : 1
素早さ*(3+1) : 4
スキル
ー
加護
ー
「見方としては、上から自分の名前、その横のレベルが、自身のレベルで、さっきも言った通り魔物を倒したりすれば上がりにくいが、徐々に上がって行く。その下は、自身の年齢、種族そして、クラスじゃ。今、就いているく剣士のクラスは、中級のクラスに分類されるクラスじゃ。クラスには、ランクがあり初級・中級・上級・最上級と更に、超越級が存在する。あと、その横に付いとるLvじゃが、クラスレベルと言って、これも魔物を倒すことで、上がって行く。1/30と表示されとるがこれが30/30となれば、次のクラス...上級クラスにクラスアップ可能じゃ。ああ、それと、スキルと加護もあったの。スキルは、使おうと意識すれば使えるぞ。加護は、ワシら神々等から加護を得たものだけが持つんじゃ。」
「へー。そうなんですね。...それと、筋力・防御力・魔力・耐魔力・素早さと書いている横に数字が、書かれているんですけど。これって?」
「それはのう、もう気づいていると思うが、自身の能力値の数値じゃ。見方としては、カッコの中の合計数値と自身のレベルを掛けたものが、一番右に書いている自身の最大能力値じゃ。カッコの中の数値は、左側が自身の基礎能力値。右側が、自身の就いておるクラスの能力値じゃ。基礎能力値は、クラスのレベルを上げるごとに貰えるポイントで上げることができるし 筋力・防御力・魔力などは、鍛えると上げることができるが、クラスの能力値いわゆる補正というやつで、クラス毎に決まっておる。まあ、と言っても基礎能力値には個人差があるからの、今見せているものは、だいたい平均のものじゃ」
神様が、そういい終えると俺の目の前に表示されていた文字が消えた。
「まあ、説明は、このくらいかの?何か、質問は無いかの?」
「いえ、今のところ大丈夫です」
「そうかの?それでは、時間もないしお詫びにというわけではないが、加護とスキルをさっさと与えるかの」
そう言って、神様は、俺の頭に手を乗せてきた。すると、神様の手が光だし、俺は、温かい何かが流れ込んでくるような感じがした。
「今のは、いったい?」
「おお、何か感じたかの?」
「何か、温かいものが流れ込んでくる感じがしました。」
「おお、そうか!その感じは、加護を得たときに感じる特有のものじゃ。」
「その加護って、...うっ」
俺が、加護のことを聞こうとしたら、突然目眩がし出して、次に、目が覚めるとき特有の感覚が襲ってきた。
(おいおい、もう終わりかよ!これからだってのに!)
「おお、もう時間か...それでは、リュウトよ、ワシはお主が、この世界の人間として、転生するのを歓迎するぞい。」
いい笑顔で、そう言った神様の声を最後に俺は、意識を手放した。
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「そして、今に至ると。...もしかして、まだ夢の中...は、無いわな。臭いや体の感覚がリアルすぎるし」
俺は、ありもしない可能性を否定し、此れからのことを再び考え始めた。
「あーどうすっかな・・・町に行くのは、当たり前だけどどっちに行けば良いのか分からんし、・・・どうせなら、神さまも森の中じゃなくて、草原とかにしてくれれば良かったのに・・・とりあえず、あっちに行ってみるか」
ここには、居ない神様に少し愚痴ってから、どこに在るとも分からぬ町を目指して歩きだすことにし・・・・
ガサガサ
「ん?」
Guruuuu.....
「え・・・うそ?」
GOU!!GOU!!
「うそーーー!!」
走り出すのだった・・・・。
更新は、やはり不定期ですが、もう俺は、止まらねえぜ‼