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花々に願いを託して

作者: 時雨良明

既知が未知を食いつぶして

僕は未知の真っただ中から

既知の中へと放り込まれた

だからいつまでも求めている

未知の結末を見ることを


路傍の花々はどうだろう

いつも同じ場所にいて

変わりばえのない景色を眺めている

よくあんなに同じものを見続けられるな

正直な僕のつぶやき


花畑の中でも同じことをしている

仲間同士で集まって

同じ景色を眺めている

楽しそうだな

羨ましい


別に僕は花が嫌いなわけじゃないんです

ただ羨ましくて羨ましくて

未知を食べなきゃ生きていけない僕自身が

恥ずかしくて恥ずかしくて


いつかぼくもはなのようになれたらな

それだけでいいのにな


ちいさく

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― 新着の感想 ―
[一言]  はじめまして、葵枝燕と申します。  「花々に願いを託して」、読ませていただきました。  案外花々にとっては、空をいく雲の流れとか、空の色とか、人や生き物とか、毎日違って見えているかもしれま…
[一言] はじめまして、お花見企画を楽しませて頂いております。 今回の詩は、なんだか思春期の暖かさ、若さ、熱さ、そして不安定さを一気に感じさせて頂いた気がします。 リズムやテンポも本当に心地良くて。最…
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