★White star☆✴︎Chapter two✴︎
「で…連れてきた理由は……」
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……「僕らと契約して欲しいんだ。」
「あ、はい。…え?」
突然切り出された話題、何て答えよう。
ご冗談をー!=何笑ってるの?サイテ=わわ!すみません!冗談で…=バラしちゃお、、朝のこと☆=いやああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…
だ、だめ!だめ!!
と、一人頭を抱えて悩んで居ると
「ねぇ。日菜チャン。君は…」
「「「「「「誰がタイプ(だ)?」」」」」」
「へ?!へ?!えっ?!」
「誰か」
「一人と」
「アンタが」
「契約を」
「…する…」
「分かった?」
「無理ですっ!なん、ですかっ!それ!しかも、なんの契約するんですか!」
あははははっ…と、、笑っている皆。
すこし、イラッときたのは秘密。
「信じる?信じない?それは…」
……「「「「「「君次第…」」」」」」
バッ、と、手を出す皆。
“さぁ…”
“誰の”
“手を”
“アンタ”
“は”
“とる?”
〝我二…ユダネヨ〟
〝ソノ心臓…我二ユダネヨ…〟
〝我二…我二…ソナタノ血モ…〟
「…」
〜✴︎第三章✴︎〜
私は少し時間をもらった。
あれから二週間は、たった、と、思う。
もしかしたら…嘘なんじゃないの?
そうだよ。嘘だよ…。
と、何度も思ったがそれは思えない…
だって…目が…すごく真剣そのものだった…。
と、言うか…今困っていること…
何か…一人ずつ毎日私の教室に来る…
前の日は、
「よぉ。日菜。」
「わっ!な、ななな?!」
「ぁ、何々?名前言ってなかったか?」
「えっ!それもそうですけど、来たの?!…って」
「来て欲しくないの?」
「ちがっ…そう言うわけじゃ無いんですっ!」
「がははっ!俺は長瀬 湖葉蠹よろしく」
「はっ、はい!前園 日菜です!」
前の日は、
「…」
「あっ、えっと…な、名前は?ごめんね!分からなくって!私は前園 日菜」
「翡翠…安賀多 翡翠」
「へぇ…綺麗な名前!よろしくね。」
「うん。」
前の日は、
「やっほっ!日菜チャン!」
「わぁっ!こんにちは!夙さん!」
「敬語はいいよ!夙でも君でもいいよ!」
「わかった。夙君、よろしくね!」
「あははっ!よーしよし。」
「ちょっ、頭撫でないでっ、子供扱いしないでっ!」
「ごめん、ごめん!あははっ!」
「ばかっ!」
「僕にとっちゃ、日菜チャンは、子供だよ。ちっちゃいちっちゃい。」
「もーーっ!!」
前の日は、
「おう。」
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!??」
「お、は?!何で?!」
「いゃぁぁっ!ごめんなさいっ!!」
「はぁ?!」
「うぅ…」
「こっち来いよ。」
「は、はひっ!!」
「早っ…」
「ごめんなさいっ!」
「だからなんで!」
「こ、こわい…」
「あぁん?!?!」
「きゃぁぁ!!!」
「はぁ…自己紹介する時間もなくなる。」
「ごめんなさいっ!」
「…はぁ…俺の名前は羽葉屢 靈」
「わわわっ、わったしはっ、前園 ひにゃっ…日菜っです!」
「あ、うん。、あはは…」
前の日は、
「おい」
「っ?!?!」
「ぎゃははっ!驚いた顔すっげー、不細工!!キモい!ウケるぎゃはははは!」
「ひっ、ひどい!」
「はははっ!ぎゃははははは!」
「ま、まだ笑いますかっ!」
「ははっ!いいから自己紹介しろっ!ぶふっ!」
「…っっ!!前園 日菜です!」
「ははっ!俺は窠座期 牙埜よろしく、ぶっ…」
「っっ!!!笑わないでください!」
ーーーーー、と、こんな感じで…色々ありました…。
で、今助けて欲しいのは…
「前園さんっ!ど、どう言うことなのかしらっ?!」
「えっ…」
「だからっ!この学校の王子!先輩達と何で仲良いのよっ!」
「えっ?先輩…?誰の事??」
「あぁぁぁぁぁ!!だから!
長瀬様、鈴木様、羽葉屢様、窠座期様、安賀多様の事よ!!」
「えっ、先輩なの?!?!」
普通に敬語つかっていたけれど先輩とは、しらなかった…。
「あなたそれも知らないで!何様よ!」
「そうよね…!」
「離れてよー!」
「えっ、えっ、、えっ!」
「ひーなちゃっん!」
と、ガバッと抱きついてくる夙君…いや、夙先輩…
「は、夙く…先輩!な、何ですか?」
と、後ろできゃああああ!きゃああああ!と、叫んでいる皆。
「?日菜チャン?何で敬語…」
「き、きてください!」
「えっ?あぁぁぁれぇぇぇぇ…」
~✴︎校舎裏✴︎~
ハァッハァッ、と、二人して息を整えて居ると先に話したのは夙く…先輩。
「な、何で…ハァッハァッ…敬語…」
「えっ…えと…だって…先輩だってハァッハァッ聞いたからっ…」
「え…あ、ばれちゃった?」
「ひ、秘密にしないでくださいよー!」
「ごめんごめん!でも、今までどうりでいいから…ね?」
「えっ…うん…ありがとう!」
「あはっ!あ、でさ…放課後…空いてる?」
「え、、うん。空いてるよ?」
「よかった。じゃあさ、付き合って。」
「あ、いいよ!」
「じゃあね。」
「うん!」
バタバタと走って教室に戻る中
「そうやって、すぐに彼女的存在になってくりゃあ、いいのに…」
そう、いってるのは分かるはずもなかった。
〜✴︎教室✴︎〜
「おーいっ!ここだよー!日菜チャン」
「!!お、大声出さないでーー!」
と、高速で口を塞ぐ。教室で叫ぶのは…(;_;)
「…」
むすっとした夙君が見える。
「…ご、ごめん。w」
「別に…いいけどw(=゜ω゜)ノ」
「ちょ(^^;;」
「そだ。ラインやってる?」
「え?うん。」
「交換しよ。ふるふるする。」
「え?うん!」
と、急なお誘いでびっくりしたけど嬉しかった。
「で…どこに行くの?」
「…Magic jewel、だよ。」
「えっ…えっと、魔法の宝石??」
「そういう意味だね。」
「どこそこ…」
「例の館っ❤︎」
「…」
一瞬で頭の中が真っ白になったと思った瞬間私は逃げようとした
「はーい❤︎ニガシマセーン」
「いやぁぁぁぁ!!いやだぁぁっ!」
「はーいイキマショカー」
「うぅぅぅー!!」
〜✴︎Magic jewel✴︎〜
「はい、とーちゃく。」
「やだやだやだ!怖いもん!」
「でも…もう…」
と、悲しそうな顔をみて胸が痛んだ。
何で…そんな顔するの?
聞きたくても聞けなかった。
自分的には…もう、わかっていたのかもしれない。
…………これからのことを
ギィィィィィッ…
「あ、来た。」
「あ?おっせーな。」
「…」
「おそ。」
「まーまー…」
「はい。日菜チャン、座って。」
「う、うん。」
「先輩に向かってなんだその言葉?あ?」
「ひっ!ご、ごめんなさい!今のは夙君に言ったことですっ!」
「俺らにはなんもねぇのか?あぁん?!」
「いやぁ!ごめんなさい!」
「ちゃんと謝れや!」
「うわああぁぁ!」
パンッ!と、途端に手を叩く夙君。
さて…、と、でも言いたそうな顔だ。
「例の件は…きまったの?」
「へっ…」
「契約の件。」
私はビクッと震えた、決められるわけないから。
「…じゃあ、今決めてよ…」
「えっ…」
「もう…時間が…無いんだ。」
と、夙君
「な、何の時間…?」
「教えられない。」
と、長瀬先輩。
「そんなに。重要なことなんですか?」
「…」「…」
と、皆が黙り込む。
“ユダネヨ…血ヲ…イマ…イマ…我二…”
“サア、誰二スル?”
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1.長瀬 湖葉蠹16
誕生日:6月4日
身長:189.0
体重:76.3
服装(平日):制服で、白いマントに赤いミニ帽子。
服装(休日):ジャケット、Tシャツ、ズボン。
2.鈴木 夙16
誕生日:9月14日
身長:185.0
体重:68.5
服装(平日):制服で、白いマントに薄ピンクのミニ帽子。
服装(休日):パーカー(フード付き)ズボン
3.羽葉屢 靈16
誕生日:7月29日
身長:189.5
体重:79.0
服装(平日):制服で、白いマントに、茶色のミニ帽子
服装(休日):雷模様のジャケット、ズボン
4.窠座期 牙埜16
誕生日:12月11日
身長:188.9
体重:75.8
服装(平日):制服で、白いマントに、紫のミニ帽子
服装(休日):色とりどりのパーカー、ズボン。
5.安賀多 翡翠16
誕生日:7月7日
身長:188.5
体重:67.0
服装(平日):制服で、白いマントに、エメラルドブルーのミニ帽子、眼帯
服装(休日):エメラルドブルーのジャケット、ズボン、眼帯
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