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引っ掛かる、言葉  作者: 水岡きよみ
3/4

伝えたいこと、4

やっぱり彼を好きだと思う。

これが悲しい片想いに終わったとしても、それでも私は彼を好きでいるのだろう、と思う。


叶わない思い。

誰にも言うことのない、秘密の感情。

いつまで我慢すればいいだろう、いつまで我慢できるだろう、私の心は冷えゆくばかり、暗がりにゆったりと深く深く沈んでゆくばかり。



思い起こしてみれば

この感情は、かつて私が狂おしく恋い焦がれたあの人に抱いたものと同じもの

その事がもう、この恋は叶わぬものと静かに語っている


…はじめから無理だったのだ。



そんなことは知っていた

だけど諦めることはできなかった


なんと愚かな私かな

こんな自分、潰してしまいたい

壊してしまいたい

消えてなくなりたい


でもきっと消えない



なぜって私は欲張りだから


欲張り者の我儘者は、彼もあなたもどちらも欲しいの





―――――――――――――

もう抑えきれない



私をどこかへ連れてってよ

遠くまで

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