『歩道橋の上のすき焼き』
十一月の夕暮れ。木枯らしが容赦なくビル風を巻き上げる国道沿いは、冬の気配を急き立てるような寒々しさだった。
「ひ、冷える……! 耳がちぎれそうだ……!」
二十代半ばの男、タカシは、古びたダッフルコートの襟をこれでもかと立て、両手をポケットの奥底へと突っ込んでいた。
赤黒い夕陽が西の空に沈みかけ、街全体がせわしなく夜の色へと塗り替えられていく。
仕事帰りのタカシの足がピタリと止まったのは、片側三車線の国道をまたぐ、無骨な鉄骨造りの歩道橋の手前だった。
見上げると、幾十段もの冷たい階段が天へと延びている。
タカシのスマートフォンからイヤホンを通して流れているのは、乃木坂46の切なくも壮大な名曲『歩道橋』。
透き通るような遠藤さくらのソロパートが、冬枯れの風に乗って鼓膜を優しく揺らしていた。
タカシが今、人生最大の決断を迫られている理由はただ一つ。
今夜、母・美代子が手ぐすね引いて待つ食卓のメニューを巡る、仁義なき家庭内大戦である。
この歩道橋を渡った反対側の通りには、昨夜タカシが「絶対に買って帰る」と母に宣言した、老舗精肉店の『特製・黒毛和牛すき焼き肉(半額セール)』が待っている。
しかし、このまま歩道橋を渡らず、こっち側の歩道をまっすぐトボトボと歩いていけば――そこにあるのは、いつもの激安スーパー。具材がキャベツとちくわと納豆だけの「なんちゃって鍋」の材料が待っている。
「どうする……? どうするんだ俺は……!」
階段を一段、二段と昇り、ちょうど歩道橋の真ん中、国道を見下ろす踊り場の真上で、タカシの足は完全に固まった。
手すりを両手で握りしめ、タカシは国道を見下ろした。
下を走る道路は、帰宅ラッシュで大渋滞。他府県ナンバーのトラックや乗用車のテールランプが、まるで赤い数珠つなぎの光の川のように連なっている。クラクションがけたたましく鳴り響き、排気ガスの匂いが鼻をつく。
「下には別の運命……まさに大渋滞だよ。もし俺がこの歩道橋を渡って、あの黒毛和牛を買って帰ったらどうなる? 半額でも二千円は飛ぶぞ。俺の財布には、さっき下ろしたばかりの三千五百円しかないんだぞ!? 肉を買ったら、明後日発売のさくちゃんの生写真セット(千五百円)が買えなくなるじゃないか!!」
タカシの胸を、激しい葛藤が引き裂く。
「でも……! ここで引き返してキャベツとちくわを買って帰ったら、母ちゃんにどんな顔される!? 『あんた、すき焼きにするからってネギも豆腐も切って待ってたのに、何がちくわよ! あんたの脳みそはすき焼きじゃなくて、さくらちゃんの花びらで詰まってんの!?』って、あの巨大なしゃもじで頭をスコーンと叩かれるに決まってる……!」
手すりを揺らすタカシの背後で、コートのポケットがブブブと震えた。
取り出すと、液晶画面には恐怖の文字。
【発信者:母上(美代子)】
息を呑み、震える指で通話ボタンをスワイプする。
「も、もしもし、母ちゃん……?」
『ちょっとタカシ! あんた今どこほっつき歩いてんのよ! 卵はもう二個ずつ常温に戻してあるし、割り下も完璧にひと煮立ちさせたわよ! 肉は!? 半額の和牛は確保できたの!?』
美代子のマシンガンのような怒声が、木枯らしを突き抜けて耳朶を打つ。
「あ、いや……今さ、人生の……いや、国道の歩道橋の真ん中にいるんだけどさ」
『はぁ!? 歩道橋!? 何ポエムみたいなこと言ってんのよ! 早く渡って肉屋に行きなさいよ! 夕方のタイムセール終わっちゃうじゃないの!』
「母ちゃん、落ち着いて聞いてくれ。俺たちの人生にはさ、無理なんかしなくても、こっち側をただ歩いて行けばいいっていう選択肢もあるんじゃないかと思うんだ」
『あんた、何を言ってるの? 夕飯に哲学を持ち込むんじゃないわよ!』
「このままずっとこっち側を歩いていけばさ……ちくわの磯辺揚げだって美味しいし、納豆ご飯だって最高じゃないか。それなりに幸せなんだよ! 無理して高い肉を買って身の丈に合わない贅沢をするより、質素に慎ましく生きる方が、さくちゃんのあの控えめで可憐な美学にも通じると思うんだ!」
一瞬、電話の向こうが静まり返った。
そして、氷点下の声が響く。
『……あんた、またさくらちゃんのグッズに小遣い全部突っ込む気ね?』
「ギクッ……!!」
『生写真だか握手券だか知らないけど、肉代までケチるつもり!?』
「ち、違うよ! 明後日、生写真の受注締め切りなんだ! ここで和牛を買ったら、俺の推し活の命綱がプッツリ切れちゃうんだよ!」
『知るかーーーーーッ!!』
美代子の雷鳴が轟いた。
『こっちはすき焼きの口になってんの! 胃袋がもう醤油とみりんと牛肉の脂を待ち構えてんのよ! ちくわなんかで誤魔化せるわけないでしょうが! いいから渡りなさい! 渡って肉を買ってきなさい!』
「母ちゃん! 歩道橋を選ぶか選ばないか、次の信号まで悩むつもりかって歌詞にもあるんだ! こっちかあっちか、答えなんてないんだよ!」
『答えはあるわよ! 肉よ、肉一択よ! さっさと渡ってきなさい、ガチャッ!』
ツコツコと無情な通話終了音が響く。
タカシはスマートフォンの画面を見つめ、がっくりと膝をついた。
「母ちゃん……容赦ねえな……」
冷たい鉄の床の感触が、ジーンズ越しに伝わってくる。
太陽は完全に山の端に消え、西の空には一番星が、冴え冴えとした光を放ち始めていた。
見上げれば、冬の青黒い夜空。
イヤホンからは、クライマックスに向かう『歩道橋』のメロディ。
遠藤さくらの、あの少し切なくて、けれど未来を静かに見つめる凛とした歌声が、タカシの胸の空洞を満たしていく。
「さくちゃん……」
タカシはゆっくりと立ち上がった。
歩道橋の下を走る車たちのヘッドライトが、タカシの影を細長く夜空へと伸ばす。
人見知りで、口下手で、人前に出るのが怖くてたまらなかった少女が、「自分を変えたい」と勇気を振り絞ってオーディションを受け、今や大舞台の真ん中で、一人でこの長い歩道橋の歌を堂々と歌い上げているのだ。
「躊躇して、立ち止まって、言い訳ばかり探して……そんな情けないオタクの姿を、さくちゃんが見たらどう思う?」
『タカシさん、お肉……お母さんと一緒に、美味しく食べてください……!』
幻聴のように、さくちゃんの透明感あふれる声が木枯らしの中に聞こえた気がした。
「そうだよな……。推しを愛する男が、目の前の母親一人をすき焼きで笑顔にできなくて、何が『世界で一番さくらが一番』だ……!」
タカシの目に、熱い炎が灯った。
生写真代が足りなくなったらどうする?
簡単だ。明日から昼飯をおにぎり一個にして、現場までの交通費を浮かすために一駅分歩けばいい!
泥臭く足掻いて両方を掴み取る――それこそが、アイドルに夢と勇気をもらったオタクの生き様ではないか!
「決めたぞ……! このまま渡ろう!!」
タカシの靴音が、カン、カン、カンと軽快に鉄の階段を打ち鳴らした。
躊躇していた数分前が嘘のように、その足取りは力強く、迷いがない。
階段を駆け下り、通りの反対側へ降り立つと、そこには煌々と明かりを灯した精肉店が見えた。
店先のガラスケースの奥には、鮮やかなサシの入った牛肉のパックに、店主がまさに今、黄色いシールをペタリと貼る瞬間が見えた。
【タイムセール 半額 二千円】
「間に合ったぁぁぁぁぁッ!!」
タカシは猛ダッシュで自動ドアへと飛び込んだ。
「大将! その半額のすき焼き肉、一番いいやつを一パックくれ!!」
「あいよ! 兄ちゃん、いい気合だね!」
ガラリとアパートの玄関ドアを開けた瞬間、部屋の奥からすでに醤油とみりんの甘辛い匂いが、暴力的な湯気となって押し寄せてきた。
「母ちゃん! 買ってきたぞ、黒毛和牛の半額!」
タカシが誇らしげに掲げたプラスチックパックを、ぬっと現れた美代子が素手でひったくった。
エプロン姿の美代子は、値札の黄色い【半額】シールを値踏みするように睨みつけ、フンと鼻を鳴らした。
「……ま、合格ね。肉屋のオヤジに泣きついて薄切りにさせなかっただけマシよ。ほら、手洗ってうがい! 鉄鍋がもうカンカンに熱くなってんだから!」
居間のちゃぶ台の真ん中には、黒光りする南部鉄器のすき焼き鍋が据えられていた。
カセットコンロの青い炎の上で、牛脂がジュウジュウと小気味よい悲鳴を上げている。
周囲には、完璧な角度で斜め切りにされた長ネギ、焼き目のついた豆腐、結びしらたき、そして飾り切りの椎茸が、まるで精鋭部隊のように皿の上で行儀よく整列していた。
「さあ、いくわよ」
美代子が菜箸を構え、タカシが買ってきた肉を一枚、鍋の底へと滑り込ませた。
ジューーーーーッ!!
瞬時に立ち上る芳醇な脂の香りと、甘辛い割り下の焦げる匂い。
タカシの喉仏が、ゴクリと大きく上下した。
「う、美味そう……! さすが和牛、サシの入り方が芸術的だ……!」
「当たり前でしょ。あんたが歩道橋の上でポエム詠んでる間に、こっちは割り下の黄金比を完璧に仕上げてたんだから。ほら、卵溶きなさい!」
ふたりはそれぞれ小鉢の生卵を箸でカシャカシャと溶きほぐし、臨戦態勢に入った。
鍋の中で、肉がほんのり桜色から艶やかな茶褐色へと変わっていく。
タカシの箸が、獲物を狙う鷹のように伸びた――その瞬間。
パシィィィン!!
乾いた竹の音が響き、タカシの箸が宙を弾かれた。
「いってぇぇぇ!? 何すんだよ母ちゃん!」
「あんた、図々しいにも程があるわよ! すき焼きの最初の一枚は、家長……つまり、この家を切り盛りしているこの私に決まってるでしょ!」
「肉代を出したのは俺だぞ!? 俺の全財産三千五百円のうち、二千円がこの肉に化けたんだ! いわばこの牛の筆頭株主は俺だ!!」
「出資者ヅラすんじゃないわよ! 鍋を温め、ネギを刻み、出汁を取った現場の労働者を舐めるんじゃないわ! 現場監督の私が先よ!」
「ダメだ! この一枚だけは譲れない! 俺はこの肉のために、さくちゃんの生写真セットを諦め、歩道橋の冷たい階段を駆け下りたんだ! 俺の魂の対価なんだよ!」
「知るか! その『さくちゃん』とやらに食べさせてもらいなさい!」
美代子の菜箸が、電光石火の勢いで肉の端を掴んだ。
タカシも負けじと、逆サイドから割り箸を突き刺す。
黒毛和牛の一枚肉を挟んで、親子の箸がガチガチと激しい火花を散らした。
肉が破れそうになる。
「あっ、破れる! 母ちゃん、引っ張るな!」
「あんたが離せば丸く収まるのよ!」
鍋の上で繰り広げられる、血で血を洗う骨肉の争い。
その時、テレビの画面から、ふいに軽快な音楽が流れた。
『続いてはエンタメニュースです。乃木坂46の最新情報をお届け――』
「……っ!?」
タカシの視線が、無意識にテレビへと吸い寄せられた。
画面に映し出されたのは、最新シングルでセンターを務める遠藤さくらの、あの透明感あふれる儚げな笑顔。
『皆さん、寒くなってきましたけれど、温かいものを食べて風邪をひかないでくださいね……』
はにかみながら、画面越しに手を振る天使の姿。
(さ、さくちゃん……!)
タカシの脳裏に、あの澄んだ声が響き渡った。
『タカシさん……お肉、お母さんと仲良く、美味しく食べてくださいね……』
「……あっ」
タカシの指の力が、ふっと抜けた。
すかさず美代子が肉を豪快に引き上げ、自分の小鉢の黄色い卵の海へとダイブさせた。
「勝負あり! いただきまぁす!」
美代子は容赦なく、湯気立つ肉を口いっぱいに頬張った。
至福の表情で目を閉じ、咀嚼する美代子。
「んん〜〜〜〜っ! とろける! 甘い! 脂がくどくない! やっぱりすき焼きは和牛に限るわねぇ!」
「あ、あああ……俺の一枚目が……!」
タカシはがっくりと膝をついた。
だが、その顔には不思議と悔しさはなかった。画面の中のさくちゃんが、優しく微笑んでいるように見えたからだ。
「……まあ、いいさ。さくちゃんが『お母さんと仲良く』って言ってた気がするからな」
「あんた、またブツブツ言って……ほら、次のが煮えたわよ」
美代子が鍋の中央を指差した。
そこには、さっきの肉よりもさらに大判の一枚が、割り下の海でぷくぷくと美味しそうに煮立っていた。
「えっ……?」
「あんたが一番大きいのを食べると思って、取っておいたんじゃないの。さっさと食べなさい、煮詰まっちゃうよ」
美代子はそっぽを向きながら、ネギを鍋の端に押し込んだ。
タカシは目を瞬かせ、それからニッと笑った。
「……いただきます!」
タカシは箸を伸ばし、大判の肉を卵に絡めて一気に口へと運んだ。
舌の上に乗せた瞬間、上質な脂がじゅわっと溶け出し、濃厚な赤身の旨味と甘辛い割り下、そして卵のまろやかさが渾然一体となって広がった。
「う……うまい……!! なんだこれ、神の食べ物か!?」
「大げさねぇ」
「歩道橋を渡ってよかった……! あの時、立ち止まったまま引き返してちくわ買ってたら、俺は一生後悔するところだったよ!」
タカシは熱い白米をかき込み、ハフハフと息を吐きながら叫んだ。
「母ちゃんの割り下、世界一美味いよ!」
「調子のいいことばっかり言って。……ほら、ネギも豆腐もいっぱい食べなさい」
美代子は満足そうに目を細め、タカシの茶碗にネギをどっさりと放り込んだ。
ちゃぶ台を囲む、ふたつの湯呑みと、ふたつの小鉢。
テレビからは楽しげな音楽が流れ、外の木枯らしの音を完全に掻き消していた。
「あ、母ちゃん」
「何よ」
「明後日のさくちゃんの生写真代、千五百円だけ前借りできないかな……?」
「できるわけないでしょ!! ちくわ食べて反省しなさい!」
美代子の怒鳴り声が、すき焼きの湯気の向こうで快活に響き渡った。
歩道橋を渡った先で手に入れた夜は、やっぱり世界で一番、温かくて美味しかった。
翌朝。障子越しに差し込む柔らかな光が、ちゃぶ台の木目を静かに照らしていた。
タカシはまだ眠気の残る目をこすりながら、寝ぼけ眼で居間へと足を踏み入れた。
台所には誰もいない。美代子は近所のパートへ出かけたのか、すでにエプロン姿の母の気配はなく、部屋の中には昨夜のすき焼きの、甘辛く香ばしい匂いの名残だけが微かに漂っていた。
「ふわぁ……よく寝た……。母ちゃん、もう出かけたのか」
あくびを噛み殺しながら、ふとちゃぶ台の中央に視線を落とした瞬間、タカシの動きがピタリと止まった。
いつも湯呑みが置かれているその場所に、ぽつんと置かれた白い郵便封筒。
表には、太い黒マジックで、あの豪快で丸っこい母の文字が殴り書きされていた。
『昨日の肉代、二千円返しておきます。
ちゃんとお昼ご飯も食べなさいよ。
母より』
「え……?」
タカシは息を呑み、吸い寄せられるように封筒へと手を伸ばした。
糊付けされていない封を開き、中を覗き込む。
指先が触れたのは、ピンと張りつめた、滑らかな紙の手触りだった。
恐る恐る引き出してみると、そこには――。
朝の光を吸い込んで、微かにツヤを放つ真新しい新札の千円札が、二枚。
折り目ひとつない、わざわざ綺麗な札を選んで残してくれたことが一目で分かる、千円札だった。
「新札……」
タカシの胸の奥底が、ぐしゃりと音を立てて波打った。
昨夜、あれだけ「前借りさせてくれ」と泣きついた時、美代子は『できるわけないでしょ!』と一蹴したはずだった。
それなのに、肉代としてタカシが出した二千円を、そっくりそのまま綺麗な新札にして返してくれたのだ。
手元に残った財布の残金千五百円と合わせれば、三千五百円。
さくちゃんの生写真セット(千五百円)を買っても、手元にはまだ二千円が残る。
(歩道橋の真ん中でさ……俺、何を迷ってたんだろう)
母ちゃんの怒鳴り声が怖いとか、生写真が買えなくなるとか、そんなくだらない損得勘定ばかり頭の中でぐるぐる回して立ち止まっていた。
だが、母ちゃんはいつだってこうだ。
口を開けば小言ばかりで、しゃもじを振り回して怒鳴り散らすけれど、息子の腹の減り具合と、息子の好きなものだけは、いつだって一番よく見てくれていた。
「うわーーーーーーーーん!!!」
静まり返った居間に、タカシの泣き叫ぶ声が響き渡った。
タカシはピンと張った二千円を両手でぎゅっと胸に抱きしめ、ちゃぶ台に突っ伏した。
目からボロボロと大粒の涙がこぼれ落ち、畳に濃い染みを作っていく。
「母ちゃん……! 俺のオカン、世界一だよ……! 乃木坂のどの曲の母性よりも深いよ……! うっ、うっ……うわぁぁぁん!!」
ひとしきり泣きじゃくったあと、タカシは涙でぐしゃぐしゃになった顔を上げた。
鼻をぐずぐずとすすりながら、新札の千円札を丁寧に撫でてシワを伸ばす。
「さくちゃん……俺、このお金で、生写真買うよ……! そして浮いたお金で、今日の夕飯に母ちゃんの大好きな焼き芋買って帰るからな……!」
ちゃぶ台の隅では、昨夜のバトルの痕跡である鉄鍋が、ピカピカに洗われて誇らしげに朝日を浴びていた。
タカシはポケットのスマートフォンを握りしめ、力強く立ち上がった。
歩道橋を渡った先で手に入れたものは、極上の和牛だけじゃなかった。
どんな名曲の歌詞よりも温かい、親子の絆そのものだったのだ。
(おわり)




