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男バレ奴隷アイドル、合理的にテレビデビューする件

※本作はギャグ・コメディ中心の作品です。

※倫理・制度・恋愛要素などは深く考えず、ゆるくお楽しみください。

ノアは収録のために荷物をまとめ、アパートを出て行った。


ふかふかの布団と別れるのは、

少し名残惜しそうな顔をしている。


ヒロは心の中でツッコむ。


(いや、布団と別れるのに感傷的になるなよ)


初日の収録を終えたノアは、

夜になって店に戻ってきた。


表情は険しい……と思ったら、

次の瞬間には眉間のシワが消えていた。


「どうだった、収録……?」


ヒロの問いに、

ノアは深刻そうに言う。


「恋愛、難しい……」


どうやら、

過去の恋愛を語った女の子に

「非合理的」と言って泣かせてしまったらしい。


ヒロは絶望し、

心の中で叫ぶ。


(初日からやらかしてる……店、潰れるぞ……)


ノアは涼しい顔でヒロを見る。


「ヒロだって彼女いないくせに」


ぐうの音も出ないヒロ。


肩を落としながら、

頭の中で思わず計算する。


(これ、店とテレビ、同時に死ぬパターンじゃ……)


そこに、店のドアが開いた。


現れたのは、

ヒロと店の共同経営者――強面オーナーだった。


「テレビに出るって聞いたから、差し入れだ」


手には紙袋。

パンパンに詰まった少女漫画の山。


オーナーはニヤリと笑う。


「有名作品、かき集めてきたぞ!」


ノアの目が光った。


「データさえあれば、なんとかなる!」


そしてノアは、

店の接客も無視して漫画に没頭する。


ページをめくるたびに、

感嘆の声が上がる。


「なるほど……この展開、合理的!」


ヒロは背後で頭を抱える。


「こいつ、何しに来てんだ……」


そして小さく祈る。


「……炎上するなよ」


店内は、

笑い声と漫画の山に包まれた。


今日もコンカフェの日常は、

非合理とギャグで満たされていた。

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