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第44章 介護業界や社会の現状ら

全盲になったら、介護度4になった。ヘルパーさんを使える時間が増えた。嬉しい事だが、何か資格を取ろうとしても、学校とか仕事の移動にはヘルパーは使えないというルールがある。鍼灸師の資格を取りに行くお金は無料らしいが、毎日遠くまで何年かも通わなければならない。親がいれば付き合ってくれたかも知れないが、もう他界していない。他の資格をと色々考えたが、一人で行けないのだから、無理だと思い知る。大体、【自立支援】と言っても、人並みの生活が出来るように介護しているのであって、仕事や自分がレベルアップするには使ってはいけないらしい。劣った部分を補足するのみで、普通よりも上に行く手助けはしてくれない。ずっと、国のお荷物でいて欲しいようだ。もちろん、ビジネスが成功してもなお、人件費がかからないからとヘルパーさんを便利に使うのは、どうかと思うが。健常者でも、就職難で経済的に困窮している時代。経営者だって必死に時代の荒波を乗り切っていかなければならない。昨日の大富豪が何百億の負債で倒れることも多いのだから。会社に何人か障害者を雇わなければならないというルールに従うわけにはいかないだろう。

『障害者を雇って足手まといになったら困る』というのが正直な気持ちだろう。健常者でも、能力のない人はリストラされているのだから。戦力になるならいいが、介護に手を取られていたら、勝ち残れない。なので、障害者を何人か雇わなければならないという国の要請を受け入れているのは役所が圧倒的に多い。福祉と経済が、互いにメリットのあるマッチングが出来るには、それぞれの状況を認識しているコーディネーターの台頭が求められていると思う。


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