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第42章 タイの第1回ジャパンエキスポでオープニングを飾る

パリのジャパンエキスポに出たいと言っていたアーティストからちょうど連絡があった。5人のメンバーを連れて行くので、パリよりタイの方が経費も少なくて済むので、出演したいと言ってきた。そのアーティストは洋楽器と和楽器のコラボバンドの【ネオジャパネスク】だ。日本舞踊とも相性がいい。太鼓の手配は難航したが、長谷川氏のチームが助けてくれて、無事舞台は成功した。しかも、オープニングイベントに起用して頂き、タイの報道陣や国のトップが観て頂けたことは光栄なこと。本格的な日本舞踊がタイの若者にどういう反応を起こしたのか?主催者の長谷川氏も、初めて見たので、驚くばかり。主催者が日本人だということは本当に有り難い。細かい点も打ち合わせできるし、ワガママも聞いてもらえる。何しろ驚くほど、舞台が素晴らしかった。何台ものカメラで映した映像を、後ろにある大きなモニターに映し出してくれるので、表情までもしっかり見ることが出来る。照明も凄かった。あらかじめ、シナリオと音楽をデータで送っているので、解釈して演出してくれていたのだが、あんなに七色に輝く【越後獅子】を見たのは初めてだった。かえって新鮮で斬新な気がした。

【ネオジャパネスク】とのコラボも迫力満点。太鼓はタイでも人気なので、好印象。何しろ、ビジュアルがいい。ポスターにも写真を載せて頂いたので、プロデュース代以上の働きはしたはずだ。帰国したら、タイのテレビでも紹介されたようで、頂いたユーチューブ動画もPRに役だった。その後のバンドの活躍は目を見張るものがあり、名古屋のブルーノートに出演したら、毎回満員お御礼。ニューヨークやデトロイトでも海外公演を行って、勢力的にオリジナル曲も出している。

世界を目指す人は少ない。大きなお金もリスクも生じるからだ。でも、伝統芸能のようにルールや流派や古い慣習で一般人が入ることを拒んでもいるようなしきたりを越えてプレゼンテーションするには、海外が適していると思う。若手には、特に世界で声援を受け自信をつけて日本で闘うのもアリだと思う。和子のような発想を持つ者は少ない。他人の目とか、業界の口や噂話がコワイからだ。その道の家に生まれなくて良かったと思う。既成概念に縛られなくて良かったと思う。【温故知新】と言うが、絶えず上を目指して登らなければ、人生なんて下りのエスカレーターに乗っているのと同じなのだから。ちょっと歩を休めたら下の階に行ってしまう。体力も気力も年々お堕ちる。だから、立ち上がって、日々精進しなければ、面白いくらい転げ落ちるように。次のタイのジャパンエキスポは2年後だった。この時は、気に入ったロックバンドも連れて行った。若者には人気があった。音楽方面をプロデュースしたのは、目の調子が悪くなって、舞踊とか見る芸術を持って行くのは限界を感じ始めていたからだった。


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