表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
42/51

41章 新たなチャレンジはタイ公演

和子も次のステージに進もうとしていた。経済産業省は毎年、力を注ぐ国が決まっていると聞いた。次はベトナムか?アジアの、どの国だろうか?安倍総理がクールJapanを提唱していた。「一億二ン総活躍できる社会」とスローガンをかかげていた。オリンピックもエキスポも勝ち取ってくれていた。世界中を0泊5日で回り、世界の首相たちの信頼を得、【弱い日本】が徐々に重要な立場に置かれるようになっていた。世界でジャパンエキスポが開催され、日本の文化、芸術をprして、アニメや映画やテレビドラマなを輸出して日本を好きになってもらう戦略が功を納めていた。和子も、苦手なsnsで情報を取るために、政府のホームページを読み、関係省庁にメールした。「これから日本の魅力を海外に知って頂くには伝統芸能が必須。日本舞踊や歌舞伎などで、日本の美しい心を、世界に、お伝えしたいと活動している者です。どこか国が必要としているプロジェクトがあれば教えて下さい。海外の情報でも、助成金などなど情報をお願いします」と。やれることは、思いつくことは何でもやってみた。どこから扉が開くかも知れないと。ここ数年、やった方がいいことは勝手に繋がるだろうと確信するようになっていたからだ。「求めれば与えられる」という感じ。明子との出会いも、花柳先生ややまとふみこ師匠と出会いも、奇跡のような巡りあわせ。紹介してくれた方とは縁が切れて、付き合いも無い。まるで、紹介することがミッションだったみたいに。

ある日経産省からメールが届いた。助成金の説明会の案内だった。ちょうど、映画を制作しようと思っていた友人と一緒に参加。そして、東南アジアでリアルに活躍している人のセミナーを案内されて、行ったら長谷川氏が壇上で話をしていた。タイは親日国だが、今は韓流が人気で、大学でも日本語を教える学科が少なくなっているという事実。タイには日本人が多く、日本製品はどこでも手に入る。しかし、30代以上の人は日本びいきだが、若い世代は韓国に興味深々だと言う。このままでは、日本への旅行も留学も年々減少していくだろう。

そこで、日本の魅力を伝える【ジャパンエキスポ】を企画。数年前から動いていて、実施しようと思ったら、水害で実施できなかったこと。やっと、第1回目を2月に実施できそうだと話していた。次はアジアだと狙っていたのでお話しがしたかったのだが、長谷川氏の前には名刺交換を待っている人の長蛇の列。講師と名刺交換をしたい人は多い。セミナー中、和子はできるだけPRしたくて、質問の手を上げていた。講師以外にも、この場所に来ている人の意識は高いはず。自己紹介していたら、どこからか声がかかるかも知れない。あらゆる可能性を考えて、主催者の方とも名刺交換させて頂いた。少し壇上で話されていたが、頭が良さそうで経験も情報も沢山持っていそうだった。意味があれば、繋がるはず。今までだって、何百人と集まる会合に出席しても、縁があるのは数人いたら儲けものという感じだ。セミナー会場を後にして、助成金の相談室に向う。これが、目的で今回東京に来たのだ。相談者は外の椅子に座って、順番を待つのだが、隣で順番を待っているのは、さっきの長谷川氏だった。名刺交換をして、日本の伝統文化の素晴らしさ、特に日本舞踊の魅力について必死で語っていた。温厚で優しい長谷川氏は、興味を示して頂け、舞台をご用意して頂けることになった。経産省の助成金は、文化映像、音楽などが対象だったが、伝統芸能は含まれていないと説明を受けた。それでも諦められず、音楽で提出して踊りを披露するなど、苦肉の策を考えたが、助成の対象外だと言われて断念。それでも、出逢った方々に、伝統芸能の素晴らしさをプレゼンテーション出来たと思う。集まっていた方々も、主催者も日本を先頭に立って動かそうとしている方々に違いない。その方々の胸に、種を撒いていたら、数年後にも思い出して芽が出るかも知れない。やれることは全てやった。タイのジャパンエキスポの舞台を頂けそうな話が出来ただけでも、東京に来た甲斐がある。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ