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ふぉーみー  作者: にわか雨
妄想と現実
4/5

4話目「マジですか。」

この世界では本が貴重である。


おとん曰く、


「知ってるか〜本っていうのは、高いんだぞ〜俺達じゃ手も出ないんだぞ〜」


と、酒が入っていたからかグチグチと本(の値段)について語られた。


しかしおかん曰く、


「でも最近は、いくつかの安い本を村で共有しているのよ。興味があったら村長に頼んでみる?」


と、おとんの酒を没収しながら言ってた。


モニトは本が大好きである。村に本がが来てから、暇さえあれば読書をしている。


「今度は何を読んでいるの。」


「古い聖典だよ。見る?」


「聖典…」


聖典=宗教≒ヤバそうな気配


(マジですか。)


"過激派"、"泊外"、"宗教戦争"、etc.


嫌な想像が頭を回る。


「えっと、大丈夫?」


「大丈夫だよ。問題ないよ。」


今はそう思うしかないか…


「そういえば、もうすぐ4歳になるけど準備はできてる?」


「準備?何の?」


「何って、教会へ行く準備だよ。」


「教会…?」


「もしかして知らないの?」





「4歳になった子供は、近くの教会で名付けをしてもらうんだよ。」


…ナンだって?



「司教様に"たましい"をみてもらうんだって。」


「そしてその"たましい"に合った名前を付けてもらうんだよ。」


オイオイオイオイちょっと待て。

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