見栄張るダメ天使に出会った。
初心者ですので、誤字など指摘してくれると幸いです。
毎週水曜日に更新する予定なので、お楽しみに☆
…ん?ここは何処だ?
アニメ見てから、俺の床で寝てたはずだが…?
辺りは真っ暗ではなく、目が痛くなるほど真っ白だった。
「俺はもう死んだのか…?もう一度、アイドルの写真集見たかった…」
このどうでもいい発言が響く。
あぁ、俺、死んだのか…
唯一、あったものがあった。それは俺の部屋らしきところだ。
四角い壁があり、俺の部屋だけ切り取られたみたいだった。
そこには、俺がいて、アニメを見ている。
タイムスリップでもしたのだろうか…?
そこには、黒猫と黒い蝶がいた。
何か、過去にはわからなかった不吉な予感が感じた。
「ニャア」
あの黒猫がいた。周りにも、黒い蝶がうじゃうじゃいた…
「餌、欲しいの?」
俺は、6年前から猫を飼っていた。
小学4年生くらいだっただろうか…?
父親の反対を押しきって、飼ったんだっけ…
まだ猫は生きているので、俺の部屋にキャットフードがある。
俺は、それをあげた。
「はい、どーぞ。」
「ミャーオ」
「あはは…ここ、何処なのか、教えてくれるか…?まぁ、猫が喋れるわけないよな!」
「はい?良ければ教えてあげますけど?」
は!?
「お前喋れるのかよっ!?」
「はい。一応。猫に変身したのが悪かったですね。」
あぁ。猫に変身した的なー?
「はい、自己紹介をします!」
って!?おいおい…もとが幼女とか…
「あっ!?今、幼女って言いましたね!?私に言っちゃいけないことを!」
あぁ…?だって本当じゃないか。白いワンピースに、綺麗な黒髪。そして丸い目。俺より低い身長。
「これでも267歳ですからね!?」
は!?クソババアじゃないかよ!?
「ババアじゃありませんっ!人間で言うところの、15歳です!」
「あぁ!俺より年下ー!先輩って呼べー!ロリババアめ!」
「あー!ひっっどい!私神様なんですよ!?」
貧乏神ですかー?疫病神ですかー?w
「全知全能、ゼウスより上ですからね!?」
絶対違う。支配下にしか見えん。
「ゼウスより下だろ。俺、中二病だからゼウスとか知ってるぞ。」
「うぅ…すごい…」
ふっふっふ!あぁ…!中二病になってよかったw
「で、お前そもそも神じゃないだろ?」
「え、っ!?」
バレバレなんだよ、ポッケに入ってるのなんだと思ってるんだよ。
「天使の羽と、わっか、ポッケからはみ出てるぞ。」
「わぁあああ!?」
なんでもお見通しだ。ダメ天使め。
「じゃあ、転生させてもらおうか。」
ちょっと楽しみだなぁ♪次どんな世界に行くのか?
「…ムリです。」
は?はーーーーッ!?
「なんだとぉ!?てめぇ!何でここに来たんだよッ!!」
「私…ダメ天使ですし…そしてただ…ここに遊びに来ただけですし…無茶です…」
はぁあああああああああ!?
「あぁ…もう俺、終わりだ…死因は?」
これさえわかれば…もう、いい…
「…わかりません。」
はぁ?
「ダメ天使ですから、わかりません。」
はぁあああああああああああああ!?!?
「お前!本当にダメ天使だな!お前ぇ!?」
「そうですよ!どうせ私はダメ天使です!」