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第七話 ギルドへ

今回も楽しんで読んで下さると幸いです!

「ギルドのクエストを受けてみないかって?」

「ええ、ギルドならばお金も稼げますし、レベル上げも安全に出来て一石二鳥ですよ♪」

「レベル?」

「はい、レベルと言うのはですね!

モンスターを倒したときなどにそのモンスターが持つ魔力を受けとることで自身のレベルを上げることが出来るんですよ!」

…なんか急にRPG要素が出てきた。

「ちなみに、魔王様のレベルは1ですよ」

うん、だろうと思ったよ。だってまだなんもしてないじゃん。

「ちなみに、皆のレベルは?」

「私のレベルは182ですよ」

「わしは、192レベじゃ」

「私はですね129レベルですよ!」

「…は?」

なんでみんなこんなレベル高いんだ…?

「だって私たち幹部ですよ?」

いや、でもレベル高すぎだろ。

ラスボスクラスじゃねーか。

「じゃあなんでリアとかレベル高いのにこんなに追い詰められているんだ?」

「それは、ですね!多分私たちが戦ってないからですよー!」

「は…?ちょっとまて!今なんて言った!?」

「だから、私たちは戦ってないんですよ」

「でも、前リアが…」

「ああ、それはですね魔王様。私たちが、戦った訳ではなく

正確には、私たちたちの配下が戦っているんですよ」

ん?と言うことは…

「今までリアたちは戦っておらず、リアたちの配下が戦っていたと?」

「そういうことになります♡」

「そういうことになります♡、じゃねえよ!

なんでこんなになるまで放置してたんだ!」

「だって…」

何理由があるのか?

「だって…めんどくさいからです」

「…は?」

いやいやいやいやなんで?

「いやぁーわしらがいくらレベルが高いと言っても勇者は神器もってるしのお」

「いやだからって追い詰められているんだよ!?分かってる?」

「「「はい!」」」

元気だけは良いな…

「魔王様がなんか頑張ってましたもんね〜(笑)」

「頑張ってましたもんね〜(笑)じゃないよ!?なんで手伝わなかったの?いや、むしろ、手伝えよ!」

「いや、だって魔王様が手伝わなくていい!ってカッコつけて言ってたからのお」

「……」

前魔王は馬鹿だったらしい。

「とにかく!

ギルドの方に行きましょう魔王様!」

「でも、ギルドでクエスト受けるってことは、武器とか必要じゃないのか?」

「いえ、大丈夫ですよ魔王様。私が先祖から受け継いだ剣を貸しますから」

そう言ってリアは懐から黒い剣を取り出す。

「どうぞ」

いや、でもこれ見た目やばくね?明らかに俺のような剣を初めて振るうやつが使う剣ではない。

「一応借りるが…これやばい剣じゃないよな…?」

「ええ、大丈夫ですよ魔王様」

なんか怪しいがとりあえずこれを使うしかない。

「ではギルドへレッツゴーです!」

こうして、俺はギルドへ向かうことになったのだが…


周り「ざわざわ…」

うん?なんだこれ?

今俺はギルドにいるのだが…

「ちょっと君その剣見せてくれないか!」

なんか爽やかなイケメンが話しかけてきた。

「いいですけど…」

俺が剣を渡すとイケメンは剣をじっくり調べ始めた。

「うん、やっぱりこれは神器クラスの力をもっているよ」

「神器…?」

そう言えば、なんかさっき玉藻が神器が何とか…って言ってたような…

「ああ、失礼したね。僕は女神イルミナ様から送られてきた葛城佑真だ。宜しく。これでも勇者なんだ」

そうかこいつのせいで俺は魔王になったのか…

一瞬アッパーをキメたくなったが何とか抑える。

「君も勇者なんだろう?」

「いえ、私は勇者などではをありません」

「そうかい?神器はもってるし、日本人の顔しているからてっきり勇者かと思ったんだけど…でもなんで村の人がギルドに?普通は勇者とか狩人とかぐらいしかクエスト受けないんだけど」

「お金を稼ぐためです」

嘘はついていない。

「最近偽勇者による暴力や窃盗が多いって言うし…」

「偽勇者?」

「ああ、勇者の名を語ってやりたい放題する奴らだ。許して置くことはできない」

だからイルミナ様はあんなこと言ったのか…

「君もクエスト受けるんだろ?」

「そうなんだけど…」

クエストの数は予想以上に多くどれを選べばいいのか正直分からない。

「それなら、このクエストはどうだい?」

手渡された紙を見てみる。

「…飛びトカゲ?」

なんてストレートな…

「それなら初心者でも、少し気を付ければ簡単に倒せるし経験値も多く手に入るし…」

「なるほど…」

とりあえずこれにするか…

「じゃあ僕は違うクエスト行って来るから」

手を無駄に振るイケメンを見送り、俺もクエストに向かうことにした。




今回はいかがだったでしょうか?次回も宜しくお願いします!

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