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第四話 魔術とは2

今回も、快斗君が幹部達に振り回されるのをお楽しみ下さい!

「ウゥー!(誰か助けてー!)」


「さて、どういたしましょうか♡」


「そうじゃな!3日3晩わしらに搾取されるというのはどうじゃ魔王様♡」


(!?)


今俺は口に布を噛まされ手足を縛られ床に転がされていた。

二人に迫られれた俺は逃げ出したのだが、逃走は虚しく直ぐに捕まり今に至る。


「私達から逃げ出すとは、魔王様は一体どういう頭しているんでしょうね?」


「せっかくわしが丁寧に教えてあげると言っておるのじゃぞ?」


「何言ってるのですか?私に決まっていますよね魔王様♡」


「ウウゥー!(どっちでもいいから早く助けてー!)」


「入りますよ…って魔王様大丈夫ですか?!」


部屋に入ってきたエアが俺の縄を解きだす。


「二人とも何をしているんですか!?」


「何って、せっかくわしが魔術教えると言ってるおるのに逃げ出してしまったからのう。」


「玉藻さんが教えることは気にくわないですが、全くその通りです」


確かにあってはいるのだか。


「もぉ〜何してるんですか。はい、魔王様解けましたよ。」


やっとのことで拘束を抜け出せた俺はひと息つく。


「何でこんなことをしたんですか?」


「さっきから言っておるじゃろうが。逃げるから逃げられないようにしただけじゃ。」


「ほかにもっと方法がありませんでしたか!?」


「「ない」」


もう、俺は長くないかもしれない。


「とにかく!二人はひとまず魔王様から離れて下さい。」


「ふふっ、お断りです♡」


「なんでじゃ!」


いつの間にか、二人に抱きつかれていた……


「もう、私だって我慢しているんですから二人とも離れて下さい!」


我慢してたのか…


「もう、二人とも私が教えるので離れてれてください。」


「貴方みたいなポンコツが教えると魔王様の命に関わります。」


「お主は、リアに任せるより不安じゃ。ほら、よく失敗してボンッてなるじゃろ。」


「何ですって!確かによく失敗して爆発しますけど!」


ダメじゃねーか。

なんか喧嘩が始まってしまった。

ここに居ては危険な気がする。


「あの〜、もう帰っていいですかね…」


「「「ダメです。」」」


許されなかった…


「そうですね、じゃあ全員で教えると言うのはどうでしょう?

それなら皆平等ですから。」


「むっ、仕方ないですね。」


「皆がそういうなら仕方ないのう。」


「あの、私の意見は…」


「ないです。」


「ん?あるわけなかろう。」


「えっ、ないですよ。」


拒否権など俺には無かった…


「そうことで今から教えますね!では、前に手を出して下さい。」


言われるまま手を前にかざす。


「えっ、ちょっと待って下さい…」


「何かあったのか?」


「………魔王様…良い事と、悪い事どっちを先に聞きたいですか?」


…なんか心配になってきた。


「じゃあ悪い方から…」


「ええと、ですね魔王様はですね…魔力を余り一度に使えないんですよ…」


「…と言うと?」


「余り火力がある魔術を使えないんですよ…」


……………………………はい?


「つ、ま、りじゃ✩魔王様は高位魔術を使えず低級魔術しか使えないんじゃ。」


なんかじゃの所にあったような気がするが気にしないでおこう。


「まじで………?」


「まじです。」


じゃあこの世界に来た意味無くなるじゃん。

なんの為に来たんですかねこの世界に。

低級魔術だけででどうやってチート持ち勇者倒すんだよ。


「で、良い事は?」


「魔王様完全にすねておる…」


「ですね…」


「魔王様お姉ちゃんの胸に飛び込んでいいんですよ ♡」


「お姉ちゃーん!」


「あん♡」


「「!?」」


「でぇ〜良い事は~?」


「「…」」


「まず…離れて下さい!」


「キャ!」


「ぶ!?」


エアにぶん投げられてしまった。


「うぅ…どうせ俺なんて…」


「聞いて下さい魔王様!

確かに高位魔術は使えませんが魔力は沢山持ってるんです!」


「えっどういうこと?」


「つまりです!高位魔術は使えないですが魔術を使うのに必要な魔力は本当に沢山持っているんですよ!」


「それ…意味あんの?」


「はい!仲間に魔力を受け渡す魔術があるのですが、

魔王様なら沢山受け渡しても大丈夫ですよ!」


「……魔王に充電器やれってか」

俺は充電器をやりに異世界に来たわけでは無い。

あっピースやめい!


「何…してくれるんですかぁ!」


突然、後ろからの怒鳴り声に振り向く。


「え…?」


「魔王様安心してください♡

このポンコツはお姉ちゃんが排除致しますから。」


リアが家ほどもある火球を頭の上に浮かせていた。


「ち、ちょっと待って下さい!

確かに悪いことはしましたけどそこまで怒りますか!?」


「うむ、さすがじゃ、やりおる。」


いや、感心している場合じゃないから!俺にも絶対被害及ぶから!あれ!


「ふふっ、あと少しですよ魔王様あと少しで…♡」


やだ、なんか怖い!


「さすがにこれはやばいのお。

よし、魔王様捕まれ!脱出するんじゃ!」


「わ、私も!」


「お主は残っとれ。自分がまいた種じゃから。」


「そんなこと言わないで助けて下さい!」


「嫌じゃ」


「なんか、冷たくないですか!?」


「何を言っているのですか?魔王様今お姉ちゃんが行きますよ〜♡」


「ひゃあ、もう来ます!」


「さらばじゃ。」


「待ってー!」


「ふふっ、逃がしませんよ♡」


俺は後ろに殺意を感じながら玉藻に捕まり逃げ出した。








ドタバタとやって行きますが楽しんで頂けたなら嬉しい限りです!

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