第三話 魔術とは
書くことが沢山あり迷います!今回も楽しんで下さったら幸いです!
「っ痛てて、昨日は酷い目にあった。』
あの性欲剤を飲んでからの記憶は無いが大変だったらしい。
「まあ、助かって良かったじゃないですか魔王様。」
「もとはといえばお前のせいだろ!」
「まあいいじゃないですか。それよりこれを。」
「話変えんな!」
そう言いながら渡された紙を受け取る。
「…これは?」
言われるまま渡されたものに目を通す。
「各国の勢力図です。」
「…!? いや、ちょっとまて!」
「はい、なんでしょうか?」
…いや、なんとなく想像はしていたんだが。
「まさか、領土ってこれじゃないよな?」
俺の目に見えているものが正しいとしたらかなりやばい。
「ええ、それが私たちの国の領土ですよ。」
「ヤバ過ぎるだろ!」
地図を見る限り魔王領は少ししかない。
もう少しで無くなりそうだ。
「仕方がないないんです…」
「何か理由があるのか?」
「快斗様の前魔王様がお亡くなりになる前の話ですが、
勇者となのるもの達が攻めてきて…応戦はしたんですが…
すみませんこんなことを話てしまい…」
アイツらか!
「いや、大丈夫だよ。それよりこれからどうするか……」
「それなら、先ほど帰ってきた幹部の紹介をしますね。
少しお待ち下さい。」
5分ほど待っていると……
「魔王様、連れてまいりました。彼女が…」
「わしの名は魔王軍幹部九尾ギツネの玉藻じゃ!」
突然、リアを押しのけ半人半獣の女性が入ってきた。
「ちょっと玉藻さん!魔王様の前では静かにする約束だったじゃないですか!」
「新しい魔王様を前にするとついのお!」
おお、獣耳だ!
感動する俺の前で二人の話は続く。
「魔王様に失礼ですよ!」
「まあ、良いではないか。怒っとらんみたいだし!」
「そう言うことではないんですよ!?」
そう言いながら顔をこちらの方に向ける。
「それよりだな、魔王様。わしのことどう思う?」
「普通に超絶可愛い獣耳美少女だと思いますが。」
「そ、そうか良かった。変なこと聞いてしまったのお。」
「?」
「実は前の魔王様が獣嫌いだったのでな。でも、今の言葉を聞いて安心したぞ。」
前の魔王獣嫌いだったのか…
「魔王様私にも言ってください!…ではなく!紹介も終わったですしこれからどうなされますか?」
うーんどうすると聞かれてもなあ…。
「それなら、魔術を使ってみるというのはいかがでしょうか?
見た限りではまだ魔術も知らないようですし。」
!?
「見ただけで分かるのか?」
「はい。森羅万象すべてのものは魔力を持っています。
そして、その魔力を形を変えて放出するのが魔術です。」
「つまりじゃ、今の魔王様には魔力が見えん。見えん奴も稀におることはおるのじゃが…」
じゃあ俺魔術使えないじゃん。
「だから、今から魔王様の魔力を目覚めさせます。」
そんなことできんの!?
「この薬をお飲み下さい。」
「間違ってないよな。」
「今度は大丈夫ですって!」
薬をのみしばらくすると…
「どうですか、魔王様?」
「体中が少し暖かいな…」
「成功ですね!…しかし、すごい魔力ですね。
これほどの魔力の持ち主はそうそう居ませんよ♡」
「しかし…すごい魔力じゃな。我慢出来ぬかもしれん……♡」
何だろう…身の危険を感じる。
「でも、どうやって使うんだ?」
「お姉さんが手とり足取り教えますよ♡」
「黙っておれ性欲悪魔め。わしがしっかり教えるからお主はいらぬわ。」
「何ですって!私のほうが良いに決まってますよね魔王様♡」
「むぐっ!?」
突然、抱きしめられ顔が胸の中に埋まってしまった。
「わしの方に決まっているだろう魔王様よ!」
今度は、玉藻に引っ張られ抱きしめられる。
リアとは違うふっくらとした胸が顔に…!
(このままじゃ俺の理性が持たない…)
なんとか玉藻の手から脱出する。
「どちらが良いんですか!」
のじゃ!」
(どっち選んでも終わりしか見えない…こうなったら…!)
「とぉっー!」
「「あー!」」
俺は脇目も振らず二人から逃げ出した。
これからもどんどん投稿していきますので感想等宜しくお願いします!