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第二話 異世界ヘ

まだまだですが楽しんでくださると幸いです!

「や、やりました〜!」


「ふぇ!?」


俺は突然、響いた大声で目が覚めた。


「や、やっと成功しました!」 


「!?」


急になんだと思い、目の前に立っていた興奮気味の大きなトンガリ帽子をかぶった魔法使い風のお姉さんに話かけてみた。


「あの〜、ここはどこでしょうか?」


「あっ、ハイここはですね、魔王城になります!

そして、あなたは異世界からやってきた来られた私達の新しい魔王様ですよね!」


ああ、そういえばあの理不尽極まりない女神から魔王となるため異世界ヘ送られたんだっけ。


「さっき、やっと成功した〜とかいってたけど」


「それは、ですね魔王様!私達魔族は、代々魔王様が亡くなりる都度、異世界から召喚しているのですが…

今回は、中々上手く行かなくて10回目で成功したんですよ!」


なるほど…って失敗多っ!


「それはともかく、異世界ヘようこそ魔王様!

申し遅れました私は、(仮)ですけど魔王軍幹部エア シュワリエと申します。エアとお呼びください!これから宜しくお願いします!」


「宜しく。俺の名前は成宮快斗。年齢は18歳だ。

そういえばさっき(仮)とかいってたけど」


「それはですね、私達魔族は、試練を越えないと一人前と認めて貰えないんですよ。」


「へぇ〜」


「地域ごとに違うらしいんですが。例えば、ドラゴンを一人で討伐とか、地神討伐とかですね。今はできないですけど。」


「できない?」


「実は、試練の場所を占領されてしまって…」


ああ、なるほどだから(仮)なのか……


「はいはーい、魔王様とのお楽しみは終わりで〜す!」


突然、部屋の奥にあった扉が開かれる。


「一人でちゃっかり何楽しんじゃってんのよ!」


「いつもあなたが先に楽しむくせに!」


エアと会話をしつつ、俺の前まで歩いてくる。


「エアが無礼なことをしてしまい申し訳ありません魔王様。

私は魔王軍幹部リア サイトレッドと申します。これから宜しくお願いします。」


「こちらこそ。俺の名前は成宮快斗です。」


サキュバスの格好をしたお姉さんに挨拶をされると妙にドキドキしてしまう。


「どうしました魔王様?」


「い、いや何でもないデスヨ〜。それより、幹部って何人いるの?」


戦力を確認をしといても損はないはずだ。


「はい、私達を含め5人でございます。」


「その他の幹部は今どこに?」


「その…今はではからっておりまして。なにせ唯一魔王を召喚できるものが失敗続きだったものですから…」


「何よ〜別に成功したからいいじゃない!」


「うるさいですね、今私は魔王様とお話しているのであってあなたは関係ないです。」


「私も話に参加する権利はあります!」


……どうしよう。そこはかとなく不安になってきた。


「早く離しなさい!」


「そっちこそ!」


いつの間にか喧嘩は掴みあいにまで発展していたらしい。


「この!」


「きゃ!」


「え?」


リアに投げられたエアが飛んできた。

床に座っていた俺はそのままエアを受けとめる形となってしまった。


「痛たたた…はっ…大丈夫ですか魔王様!?」


俺は飛んできたエアの下敷きとなってしまった。


…パンツの下に。


「はわわ!?すみません!すぐにどきますね!」


いや、どかなくていいです。むしろどかないで下さい。

そう思う俺をよそにいそいそと顔の上から立ち上がる。


「すみませ〜ん魔王様♡つい力が入りすぎちゃって♡」


「ナイスですリアさん!」


「!?」


「あら顔に血がついているではないですか!」


いや、大丈夫ですこれは生理的な現象なので。


「血がたりなくなってしまいますよ。これを飲んでください。」


なんだこの怪しい薬は。


「大丈夫です。すぐに良くなりますよ!」


やはり怪しさいっぱいなのだが。

まあ、そんなに言うなら…

俺が薬を飲むと…


「あ、すみませ〜ん魔王様♡それ性欲剤でした〜♡」


ぶほっ!


「何が、すみませ〜ん魔王様♡それ性欲剤でした〜♡ じゃねーよ!」


自分の主になに飲ませてんだ!


「効果はすぐにうすまると思うのですが。」


「ちなみに…どんな効果があるんだ?」


「はい、理性を無くしてむやみやたらに女性を襲ってしまうという効果です♡」


駄目じゃねーか!


「それじゃ〜私はこれで。襲われてしまいますので♡」


「わ、私も!」


いや、助けろよ!

俺は薄れて逝く意識の中この異世界の呪った。

















これからも続くので感想宜しくお願いします!

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