せっかくのデートなのに彼の顔が見えないのは…(200文字小説)
久しぶりのデート。
居酒屋で向かい合って席に着く。
彼の様子がよく判らない。
あまりじろじろ見るのは失礼だよね…。
なんか空気が重いなあ。
お酒が入ると少し気が楽になった。
「次、カラオケ行きたい」
「はい」
「お寿司食べたい」
「はい」
「次は…」
彼はいつも私の我儘を許してくれる
もちろん、食事代も彼が全部払ってくれる。
そして、最後にはいつも寂しそうな顔。
「今日もありがとう♪」
やっぱり、コンタクトレンズを買おうっと!
先に投稿した『僕は彼女に騙されているのだろうか?(200文字小説)』の裏側