第2話
同刻・・・
雲ひとつなき空に、ひとつ・・一隻の船が飛んでいた。
その船は、スピードをあげ、逃げるように飛んでいた。
「姫様!敵の火空挺が来ます!」
「ええ、わかっています。総員!!目的の地まで持ちこたえてください!」
「は!」
姫と呼ばれた少女は、船内マイクを持ち、船員に指示をする。
指示された、船員は総動員で戦闘準備をする。
すると、隣に敵の火空挺らしき、船影が現れる。
「姫様来ます!!!」
「各員、戦闘よーい!!」
すると、火空挺の側面から銃口が複数現れた 。
「うてえええええ!!」
その号令と共に、一発、二発、三発と、鉄の鉛玉が発射される。
「姫様!報告します。敵火空挺に砲弾、十発中、一発命中。敵、右翼に損傷をあたえました」
「よし。このまま前進!!敵を突っ切って、逃げ切る!」
「いえっさー」
しかし、火空挺のスピードをあげようとした瞬間だった。
「館長!!十二時の方向に敵影が!」
「なっ!」
目の前には今まで相手にしてきた火空挺よりも大きかった。
「総員!!戦闘準備!さっきのようにまた・・・」
「船長!!きます!」
「面舵いっぱーい!!」
「はっ!」
火空挺は、右へと旋回しようとするが、目の前の敵船はすぐさま、すぐさま後ろにつこうとする。
「姫様。後ろに敵がつこうとしています!」
「まだ!総員、うてえええええ!!」
また、砲台から一発、二発放たれる。
「相手の損害は?」
「一発着弾!し、しかし・・・」
「なんだ?ダメージがございません!」
「なんだと!!」
報告を受けて、そとを見るもそこには煙をあげるが傷一つついていない敵かんの姿があった。
「な・・・な」
その、敵かんを見て、呆然とたちつくす、船員たち・・・