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曲宮 霖音は精神疾患とやらになったのだがなぁ……   作者: 紅塚 万華
紅塚さんが意見を覆します(笑)
4/4

さぁ、きみのレジェンドが始まるよ!(最終話です)

※【語り部、霖音から第3者の視点に切り替わります】





もう、ガーネットは目の前には現れなかったが、思い出すとなんだか楽しい気持ちになる。


そんな霖音は、今ゆるやかに回復期にいるよ、と主治医の先生に言われた。





「曲宮さん、なにか聞きたいこととか、ありますか?」

「……うーん。そうですね、よ、妖精って、信じますか?」

「ははっ。うんうん、信じるよ」

「え!?うっそ。……実は、病院にいるときに隔離室ですごい変な夢をみて……覚えてるようであまり覚えてなくて、ただ潜在的に記憶してるのが、」

「うん。……なんだい?」

「『統合失調症は、助けてが言えない末になる病気です!!』ってことで」

「んーー。なかなか深い、意味深長な夢をみたね(笑)」

「意味深長って、意味ありげ、という感じの言葉ですよね?」

「そうだね。……助けてって、そのあと言ったほうが確かによかったみたいだよね。わたしにも言ってくれたよね、あれは偉いと思ったよ」








おーい。


……語り部さーん、シカトしないでー。わたし、幻聴じゃあーりません。



?????


誰だ?!



「あ、サヴァン・ガーネットですー!はろー!」




……なんかしゃべる?(私、万織)

「あーい!」(ガーネット)






「こんにちはー!ガーネットでーす。もう霖音ちゃんの前には現れる必要性、あんまないけど、まだ知識あるのよー!



回復期、ってさっき語り部さん言ってたよね。

統合失調症には、こうこうこういう期間、というものが名前つきで有るものなのです。



まず、なにもない発症前

ん?なんか環境の変化やらなんやら、おかしいぞ??なんだなんだ??という前兆期

一番脳の動きに波がある期間、急性期

別名消耗期、体力気力ともにエネルギーを使い果たす感じ、休息期

徐徐にリカバリーしてきます、回復期






……こーんな感じだよ。

ちなみに、回復期にいる子だけれど、こんな子もいたよ。




幻聴は、本当にいると信じこんでいたあるCさん。

何かあると、すぐ幻聴(だと知らずに)になんでも聞いていました。

意見をつむぐのも幻聴さんと一緒につむぐ。

食べるときも、密かに幻聴さんと会話したり、盛り上がりながら食べる。

寝るときも、夢で会えたらいいね!と幻聴さんといいながら寝る感じ。


でも、色々と勉強したりデイケアのスタッフさんと話していくなかで、気づいたんです。幻聴だったんだね!!って。幻聴に基づく、妄想だったのかー!と。


だから、Cさんはまず症状を自覚するところからはじめてみました。

病識をつける、ということです。


そして、このようなマイルールを立てました。

まえは幻聴に、なにか困ったときが多くよく聞いていた。しかし、もう幻聴には左右されないようにする。右と言われたら自分に戻り自分で考えて答えを導きだそう。そして、幻聴や空想の存在に聞いたり話したりするのではなくて、実在するまわりの人々に聞いたり話したりしよう!


そうすることで、Cさんは薬も減らすことに成功しました!!




そして、こんなことも気付いちゃったんです。

幻聴さん=自分の考え

なので、

幻聴さんたちと考えて会話して導いた答えや意見は、すべて自分=Cさんの意見だったのだ。と、いうこと。


だから、それはすごいことですね。

気づかないままに、一人で意見や考えを、まとめてしまっていた。……



だから、もう、元々あのときも(幻聴と一緒かと思ってたけど)一人だったんだから、大丈夫。

あのときも一人で乗り越えたじゃないか。

そう思って気づいたら、Cさんは自信がつきました。



ガーネットからは、ここまでだよ!

じゃあ、楽しいマイライフを、送ってね!!


ばーい!!♡」




霖音は、その後無事退院した。

三ヶ月かかったが、今ゆるやかに回復している。



再発しないように、家族も協力体勢だ。






さぁ、「助けが必要なんだ」と、伝えるんだ。


これをみたあとだと、言い方も変わるのかもね。


「疲れた、」とか?


自分を、大切に扱おう。だって、ひとは一人として宝物じゃないひとなんて、いないのだから。


あなたは、みんなの宝物。


あなたが存在しているだけで、ありがたいよ。


ありがたいから、素晴らしいから、生きていてほしいと誰かに祈るように願われてるから。


素直に、助けを求めよう。




少しくらい、ダメなところを見せたほうが、人間らしくていい。


だって、“人間”だから!!







end★








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