佐々木さん
なんだかどんどん話の展開がチープになっていってる気が…気のせいだよね。
前回でやっとアリサの正体まで行き着いた訳ですが、まだまだ終わりそうにないなぁ。ふぅ。
これからも新キャラが登場したりする予定があるんですよヒィエエエェ。
読んでくださる方は色々頑張ってください!人物関係とか!応援してます!
ちなみにですね、アネモネ組は23人という裏設定でして、これまでに19人が登場(名前のみもあり)なのですが、全員分かりますか?
…分かんねーな、唐砂も分かんねーよはっはっは。
まあ暇な方は数えてみてください。
豊橋先生は疲労困憊した声で告げた。
「頼む、怒らないから、出てきてくれ…」
学院は既に存続の危機にある。
昨日の一件が学院外にも一部漏れ出てしまったらしい。
「…マキちゃんが死んだ」
シズカは聞こえないようにつぶやいた。
昨日はゴミ置き場で激しい出火があり、火は朝まで燃え続けた。
その中から見つかったのは、人骨だ。
否、人骨―ではなく、人骨のレプリカ。
死体に見えるようなそれを残すのも、これまでの手口と全く一致している。
「次は…窒息死だったっけ…」
重苦しい空気の中ホームルームが終わり、クラスメイトがひそひそとささやき始める。
数日前までとは違い、誰もが辺りを気にして声を潜めている。
シズカはおもむろに、空席になった後ろの席を振り返り、うつろな瞳でつぶやいた。
「さよならばいばい、佐々木さん」