10/62
PM11:23
「どうしたの?中川さん?」
宵闇の中、長い髪がふわりと風になびいた。
「どうしたの?じゃないだろう。何故あんなくだらない事をする」
「あら」
アリサはおもむろに口に手を当てた。
「中川さんはもう忘れてしまったの?二十四年前の、あの悲劇を」
シヅキは唇を噛んだ。
「忘れるわけがない…」
アリサはそっと微笑んだ。
「だったら、」
「分かってくれるでしょう?私の、この思い」
遅咲きの桜がひときわ強い風にはらはらと舞い散った。
たくさんの方に読んでいただき…いやあ、本当にありがたいです。
ブクマ、評価ありがとうございます!励みになります!
…に、してもどうしようかなぁ、適当に書いてるから続きが全く読めないんだ。
二十四年前、何があったんだろう…?(汗