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瞳に映るもの  作者: 謎猫
6/8

次の休日

カラオケは・・・ あまり行った事が無いのです・・・

6回くらい??

でも、最近沢山の曲を歌ってみたりですっ!!

と言っても歌える曲は少ないのですけども・・・


予定のカラオケ大会?の日。

待ち合わせ場所に向かうと周りの人には、もちろん尻尾が♪

ただ、こんなに尻尾が多いと? やっぱり疲れちゃいますね~


「いろんな人が居るんだぁ~」


どうやら、待ち合わせ場所に着いたのは私が一番の様です。

でも、数分もしないうちに雅弘がこっちに向かってきた。


「やっほぉ~(汗)」

「うん?」

「ちょっと、緊張する・・・」

「カラオケが?」

「うん・・・ 下手だもん」

「俺だって、下手だろ」

「雅弘が歌っているの、あまり聞いた事無い・・・」

「そうだっけ?」


時計を見ると、数分で待ち合わせの時間になる。


「あっ! 瑠美と尚哉君だぁ」

「時間丁度だな」


人影の隙間から、瑠美と尚哉君が一緒に歩いてきた。


『お待たせ~ 待った??』

「ううん 何分も経ってないよぉ?」

『そう? じゃぁ、早速カラオケに行こうか♪』

「うん」


待ち合わせ場所から、お店まで移動する間

私の前を瑠美と尚哉君が並んで歩いていた。


「ねぇ、雅弘」

「うん?」

「なんか、瑠美と尚哉君って似てるね?」

「まぁ、休みの日とか一緒に出かけること多いみたいだしな」

「ふ~ん お似合いだねっ!」

「かもな」


本人達は気が付く事も無いのでしょうけど、ふたりとも並んで

歩いていると尻尾の振れが一緒で、息が合っているというか

お互いの波長が合っているというか、尻尾がシンクロしております(笑)


少し歩くと、直ぐにカラオケ店。

受付を済ませて部屋に入ると早速、瑠美が1曲目を歌う事に。


なにやら先程とは違って、瑠美は尻尾をブンブン振って

マイクを握っている。


「(あっ! 歌う気が尻尾に現れてるんだぁ♪)」


尚哉君は、尻尾をぱたぱたして居る・・・


「(なんだっけ? 考え事のサイン? 歌う曲を探して

いるのかなぁ?)」


雅弘を見てみると・・・

なんか、尻尾を小刻みにフリフリしている・・・


「(確か、気持ちが安定しない時?だった様な・・・)」

「うーん」

「ねぇ、雅弘」

「うん??」

「どうかしたの??」

「どうかって??」

「なんか、ソワソワしてる気がして」

「あっ・・・ あぁ・・・」

「うにゅ?」

「俺も、普段あまり歌わないから緊張して」

「そうなのっ!?」

「だから、大丈夫って言っただろ? 俺も同じなんだから」


雅弘も同じだったんだぁ~

だから、ソワソワして居たんですね。

って! あっという間に、瑠美が歌い終わって尚哉君の番になった。


「あわっ! 次、雅弘の番っ!? 曲入れないとっ!!」

「おえっ!? マジかっ!?」


ふと、瑠美と尚哉君を見てみると尻尾はふわりふわりと大きく左右に


「(ふたりとも、もの凄くリラックス?余裕モード!?)」


そんなふたりを見て、なんだか緊張が少しだけ和らいだ。


「あっ! 次、私の番だぁ」


とりあえず、雅弘の尻尾は・・・

微妙です・・・ 尻尾というか・・・

尻尾が見えても見えなくても、ソワソワ感が伝わってきます。(笑)


そんな感じで、私も慣れていないけど何とか歌ってグルグルと

順番に曲を入れて休まず歌い続ける事に。

カラオケって、不思議と1曲歌うと慣れてくる?

次々と曲を選べる様になってきますね。


瑠美と尚哉君の尻尾は相変わらずだし

雅弘の尻尾もだんだん安定してきた??


「(今、私の尻尾が見えるならどんな動きをしているのだろう??)」


そんな事を想いながら、数曲を歌い終わり席に着いたその時、

隣に座る雅弘の尻尾を手で押し潰してしまった。


「あわっ! ご、ごめんっ!」

「い、いや 大丈夫だけど」

「痛くなかった!?」

「別に大丈夫だって」


あまりにも、咄嗟の事で尻尾が怪我していないか押し潰してしまった

所の近辺をゆっくり撫でて異常が無いか確認をした。


『なぁ~に、由紀 雅弘の手なんて握って~』

「ふえっ!?」

『以外と、由紀って大胆だね~』

「ほえっ!?」


一瞬何を言われているのか分からなかった・・・

雅也の顔を見ると、なんか照れた顔をしている。

よく見ると、私が撫でているのは雅弘の手首付近。


「(あれっ!? 尻尾はっ!?)」


確かに、手で押しつぶしてしまった時

それは手じゃ無くて、雅弘の艶々尻尾だった。

でも、今握っているのは雅弘の手・・・


「手っ!?(///)」

「・・・・・・(///)」

「ちょ、ちょっと! 雅弘っ! 何か言いなさいよっ!!(激照)」

「なっ! なんで、俺が怒られるんだよっ!!(照)」


そんな私達をみて瑠美と尚哉君が・・・


『どうせなら、今日から付き合っちゃえば良いじゃん』

「はいっ!?(汗)」

「はっ??」


『だって、あんたら前から仲良いし お似合いだと想うけど?』

「えっ!? 何処がっ!?(驚)」

「はぁーっ!?」


『あれ? ダメだった??』

「むぅ~・・・(///)」

「お、おい 黙るなよ!?(汗)」


『由紀、顔赤いよー(笑)』

「にゃわっ!!(照)」

「おぉ!?」


『雅弘も、こう言う時はちゃんと言いなよぉ? 自分の言葉で』

「えっ!? ちょっと、瑠美っ!!(汗)」

「ゆ、由紀っ!(真面目)」


ふと、瑠美の尻尾を見てみると・・・

もの凄く、大きくふわふわと左右に振っている・・・

この尻尾の動きは、確か何かに興味を持って観察している時だった様な。

それから、尚哉君の尻尾も・・・ 同じです。

ふたりとも・・・ この状況を楽しんでるっ!?


そして、雅弘の尻尾を見てみると・・・

尻尾の先だけ動きが大きいみたい。


これって・・・

雅弘も動揺していると言う事??


いつも、どこか冗談っぽくて滅多に焦ったり顔色を変えたり

しないのに・・・

と言うか、ここで瑠美の思惑?に乗せられた告白を受けるのは

嫌なのでっ!

(尻尾が見えなかったら気が付かなかったかも・・・)


「ねぇ、雅弘・・・」

「おっ!?」

「あ、後で・・・ ちゃんと言ってねっ!(///)」

「あ、あぁ(照)」


『えぇー 折角、盛り上げたのにぃ~』

「ふっふ~ん その手には乗らないもんっ!(///)」

「はっ?(困)」


『勢いも大事だよ?』

「分かってるよぉ~ ありがとぉ♪」

「な、なんだよ??」


『あはは』

「にゃはは」

「お、おいっ! 尚哉っ!!」

『なんだよっ! 俺関係ないしっ!』


なんだか、雅弘だけ「しっぽバンッ!」状態です♪

ちょっと、不機嫌モード??

瑠美と尚哉君の尻尾はゆっくりゆらゆら左右に大きく振れています。

な、なにっ! 勝手に見守るモードに入っているかなっ!?(汗)


その後は、また順番に曲を入れて歌い続けた。


結局、3時間近く歌っていたので平均すると10曲以上は歌って居たかも。


『スッキリしたぁ~』

「初めて、こんなに沢山歌ったぁー!」

「俺もだ」


『えっ? そうなの?? その割には二人とも上手だったよ』

「ホントっ!?」

「マジで?」


『今度は、二人で来なよ?』

「えっ!?(照)」

「えっ!?(照)」


『所で、お腹空かない??』

「空いたぁ」

「結構、歌ったからなぁ」


時間は、とっくにお昼は過ぎて午後真っ盛り?

でも、お昼の時間から少しズレているから

お店は空いているかも??


と言う事で、少しだけ遅くなったけど

お昼ご飯は尚哉君お勧めのお店があると言う事で

案内して貰った。

次はお昼ご飯♪

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