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最終話 戦鬼の冒険者

戦後処理は素早く進み、即日オーガスタをトップに据えた暫定政府が樹立した。


これから国内をまとめつつ、皇帝として戴冠式を迎えるのを待つ。


皇帝となる前からオーガスタは精力的に働き、各地から商人を招いて国内の流通を促したり、食料生産に力を注いだりしていき、国民が苦しまなくても済むような大国を目指して邁進していく。


本人は冒険者だったころの気楽な暮らしが懐かしいようだが、結果的に皇帝の血筋はオーガスタしか残っておらず(兄2人は違法薬物の中毒により療養中)周りの期待を無視できない性格のため理想的な君主になっていった。




俺達は騒動が一段落したら帝国を離れて自由都市に帰ることにした。


別れの時にオーガスタに残って帝国を支えるのを手伝って欲しいと言われたが断り、自由な冒険者として生きる道を選んだ。




「しかし、帝国に残っていたら俺達安定した暮らししてたんじゃねえか?」


馬車を走らせつつ御者席のフェブがこちらを振り向く。


「確かに面倒は見てくれそうだけど、俺は自分の力で道は切り開きたいかな。それに俺やお前に城勤めは無理だろ?堅苦しいの苦手じゃねえか」


「くっくっく・・・確かに」


フェブと笑いあっていると仮眠をとっていたアプリが起き出してきた。


「何を笑っているんですか?」


「いや、フェブに制服は似合わねえって話。さて、そろそろつくからみんな起こしてくれるか?」


「はい、マイト、ジュネ、ユリ、起きて下さい」


アプリがみんなを揺さぶり起こすのを横目にだんだん近づいてくるジアンビを眺める。


「これでようやく冒険者としての生活が始められるな」


「次の目的地は決まっているのかリーダー?」


フェブが冷やかしながら聞いてくるのに対して前から考えていたことを話す。


「とりあえず、一度実家に顔をだそう。それでできれば俺は世界中を見て回りたい。知識はあっても見たことが無い場所や物、人を、見て聞いて触って嗅いで味わって、五感の全てで感じてみたいんだ」


「・・・いいんじゃねえか?面白そうだし俺は賛成だ」


当然とばかりにフェブと拳を合わせる。


「当然私もついて行きますよ」


後ろに気づいたら近づいていたアプリが抱きついてくる。


「オイラも行く!!」「私も!!」


マイトとジュネは同時に手を上げ息のあった所を見せた。


「私もついて行きますよ。仲間ですから」


ユリが以前より明るくなった表情で手を挙げる。




精一杯走りつづけ気づいたら出来ていた最高の仲間たち。その事に幸せを感じつつ告げる。


「よし行くぞフロンティア!!次の目的地は世界中だ!!」





これは世界を股にかけたある戦鬼の冒険者とその家族達の物語・・・

これにて終了とさせていただきます。


初めて書いた小説という事で実際書いて見ると他の作者の方々の文才の素晴らしさがわかりますね。


今回は練習を兼ねているため、これ以上の書き足しなどは行いません(誤字脱字は気づけば直します、見つけた場合は是非教えて下さい)


とりあえず次は転生物にでも挑戦してみようかな・・・


今までお付き合いいただきありがとうございました。

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