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ガイレットラトリバー

ここはとある港街セキツウォーク、今日も朝早くから市が開かれていた。

「今日たのまれたのってこんだけだったよね、兄さん。」

十代半ばの少年ジーンズ一式に揃えた服装のミカミは少し先を歩く兄に問う。

「ん、あっごめん、いい店ないか、スティルパッドみてた。なんだって?」

眼鏡をかけたクリーム色の背広を着た青年クォークが振り返りたちどまる。

「もう兄さんはすぐ、どこ彼構わずスティルパッドに夢中になるんだから。ミチエさんに頼まれて買うもの、これで良かったよね?」

スマートローラーカートに並べて積んである荷物を指さす。

「口頭メモ呼び出しっと、いいんじゃないかな?あ、レモンとリーフセレクションドリンク入れた?」

スティルパッドのページをスライドさせる。

「えーとヒェラル製のレモンにリーフセレクションドリンクはいつもの箱詰めセットで、二十四缶入りの240mlだよね?」

「そうそう、にーよんミリね。あと残すは酒谷の魚屋で刺身だけかな。」画面をスライドさせて最初にみていた画面に戻す。

「日本の食品が集まるエリアだね?あそこの焼きがし好きなンだ。」

「焼きがしぃ?あのふやふやを揚げた菓子よくくえるよな。」

スティルパッドを一旦閉じる。

「なんか、日本行った事がないけどあの雰囲気好きなんだ。」

海を指さしまた話す。

「此処は、二十年前に大世界地震で隆起した土地でしょ。対岸の日本国内見えてるのに此処は中国領域とも外国領域とは言えない土地なんでしょ?」「難民が流れ落ち着いた街だからね。日本俺は二回行ったが苦い思い出しかないから行きたくないな。」「兄さんいかないなら、僕もいいや。時期が来ればいくかもしれないけど。」

しばし沈黙のあと、口を開く。

「あの地にはいかない方が君の幸せだよ。」「?なんか言った?」

「いーや、早くブラコン卒業しろってな。」「ひでっブラコンじゃないやい!」

走って次の目的のエリアにいく。

ザーッスティルパッドを開き誰かの位置情報と兄弟の生態信号が写し出された。

「続 アクいやアレク君と二度と会わない、接触しないよ。」

バチッ強制てきに切った。

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