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あかね空と明里ちゃん

孤独感の塊、窓際の席で授業中、君をずっと見つめているよ

ストーカーでも変態でもない。僕は可愛い君が大好きなのです!


幽霊同然の僕が落とした消しゴムで始まるサッカー

クラスの中では僕という人間よりも消しゴムの方が勝る存在感


ねぇ、クラスの男子共

君達が憧れる加奈子ちゃんのリコーダー

僕は放課後の教室、夕日に包まれ舐めてみたよ……。


『死ね』ってカラフルにデコレーションされた僕のノート達

『死にたい』って無色に刻まれた動く気配のない僕の心


ねぇ、クラスの女子共

君達が着替えるプールの更衣室

仮病で休んだ僕はこの目で……見ていたよ。


あかね色の空の下

何か壊したい衝動と何かに愛されたい寂しさ


授業中、僕が落とした消しゴムの行き先は君の足元

拾う時に見えた白いパンツより、本当に可愛い君の笑顔が……


何よりも、何よりも、何よりも、嬉しかった。


ねぇ、最悪なる明里ちゃん

君を想って動かす右手に少しの迷いがあるよ

大きくなった僕の股間と、膨らむばかりの想い


ねぇ、明里ちゃん

僕はちゃんと生きてるよね?

ねぇ、明里ちゃん

僕は君の目に映ってるよね?





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