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そらまめのそらもよう

そらまめのそらもよう 〜episode16 寝袋〜

掲載日:2025/12/09

ある朝、そらまめが、

さやのドアから外へ出ると、

目の前に、黒くて少し丸くふくらんだ、

長いものが、木の枝からぶら下がっていました。


そらまめは、それを見て、ピピッとひらめきました。

そらまめは、ボクサーのように両手をグーにして、ステップをふむと、

黒いものに向かって、パンパンパンッ、

とパンチをくりだしました。


すると、その黒いものの上の方から、ヌッと何かが顔を出しました。

みのむしでした。

みのむしは、プンプン怒った顔をして、

そらまめに抗議をしている様子です。


そらまめは、なにかが入っているなんて思わなかったので、びっくりして、

ペコリペコリと、頭を下げてあやまりました。


黒くて丸くて長いものは、みのむしの寝ぶくろだったのです。


そらまめは、またピピッとひらめきました。

そして、どこからかススキの穂を引きずってくると、

体にぐるぐると巻きはじめました。

体全体がすっぽりと入るようになったら、

一度ススキの穂から抜け出して、ほどけないようにぎゅっとしばり、

穂の先を枝に結びつけました。

ススキの寝ぶくろの完成です。


そらまめは、さっそく中に入って寝ごこちをたしかめました。

ぶらーんとぶら下がったススキの寝ぶくろの中は、

なかなかあったかくて、いい感じでした。


そらまめの様子を、

横でずっと見ていたみのむしは、

あきれたような顔をして、

スルスルと寝床へもぐって行きました。


ススキの中でぶらぶらしながら、

そらまめは、またもやピピッとひらめきました。


またいくつかススキの穂を集めてきて、

寝ぶくろを3つ作り、枝にならべてぶらさげました。

それから、えんどう豆3つぶをよんできました。

そらまめは、まず自分の寝ぶくろに入って、

見本を見せました。

するとえんどう豆たちは、喜んで3つの寝ぶくろへ、それぞれもぐりこみました。

ブランブラン ブランブラン


みのむしの横で、ススキの寝ぶくろが4つ

風にゆられています。


どこかでススキの穂の寝ぶくろが

ぶらさがっているのを見つけたら、

豆たちが眠っているかもしれないから、

そっとしておいてあげてね。



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