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バーチャル戦争〜virtual war〜  作者: 未来郎
[第二章]『〜悲哀の雨&憤怒の業炎〜』
37/50

第37話:「苦渋の決断」

〜前回のあらすじ〜

各所での戦闘が終わりを迎える。


敵幹部"スイ"によって、主人公やトウシンが敗北。

しかし、レイ&リュウが 敵幹部"シャング"の撃破に成功


一時休息かと思われた矢先…待っていたのは

最高幹部の"ヒョウ"だった…。




ーシレイ視点ー


シレイ

「リュウ!大丈夫か!?」



リュウ

「あ、あぁ…何とか無事だ…

それより!真ん中に ヒョウが!」



シレイ

「あぁ、分かってる。

中央はレイに任せる!


お前は、そのまま下がって

"スティル"の後ろへ行け。」



リュウ

「あぁ、わかった。」



リュウのやつ…ボロボロじゃねぇか…


兵士の数が少ない…。

カゲはともかく…ヒロとリズは何やってんだ?


くそっ、幹部以外とも連絡が取れたら…!




レイ (最高幹部)

「シレイ、このまま闘うぞ。」



シレイ

「レイ!おう、任せるぞ!勝ってくれ!!」




…マジで 最高幹部が重要だ。



どっちかが倒れた瞬間…この戦争の勝負が決まる…!




















ーヒロ視点ー


アナウンスが2回鳴った…


みんな頑張ってるんだ…!


僕もいかないと…

…けど、リズさんを放って行く訳には…。


足を怪我してるんだ…

いざと言う時逃げれないから…僕が居ないと…。




リズ

「ヒロくん、ほんとに大丈夫だからっ!

私のせいで…ここに居るんでしょ?」



ヒロ

「いや!そんな事ないよ!」



リズ

「ううん!ほんとに大丈夫!

私だって、1人の"兵士"だよっ!


このくらい…!

ね?なんともないから!」




…絶対無理してる。


どうしよう…こっちの兵士は

後 5人って言ってたっけ?


あと半分…僕達2人を除いたら…


ダメだ!やっぱりいかないと…!




カゲ (兵士)

「…どうしたの?」



リズ

「きゃっ!!」



ヒロ

「うわー!

…え、えっと…カゲさん…?」



カゲ

「覚えてくれたんだ。

すごいね、僕 影薄いのに。」



ヒロ

「…えっと、リズさんが怪我してて


けど、加勢しないとまずい…ですよね?」




カゲ

「うん。ちょっと様子見てきたけど、劣勢だよ。」




や、やっぱり…!




カゲ

「この子は 僕が見とくからさ。行きなよ」



ヒロ

「え? けど、カゲさんは?」



カゲ

「いいよ、僕目立ちたくないし。」



ヒロ

「…分かりました!リズさんをお願いします!」



カゲさんなら安心だ!


紅白戦の時に、"キング"してたくらい強い人だから!



…どこに行けばいいか分からないけど…

とにかく、真ん中の方へ!!









カゲ

「…大丈夫?」



リズ

「…は、はい。」



カゲ

「で、いつまで続けるの?その演技。」



リズ

「えっ!?」



カゲ

「…足、ホントは何もないでしょ?」



リズ

「……は、はい…、」



カゲ

「…ま、怖いのは分かるよ。

君の同期がおかしいだけだよ。」



リズ

「…私…最低ですよね……

みんなの足引っ張って…ヒロくんに迷惑かけて…」



カゲ

「…ま、いいんじゃない?迷惑かけても。


僕だって、こんなに自由にしてるし

肝心な時に バックレたりするよ。」



リズ

(それは…大丈夫なの…?)



カゲ

「けど、いざとなったら

ちゃんと出るようにしてる。


影で居たいから、ちょっとだけ助っ人したりね。」



リズ

「………」



カゲ

「『いざとなったら動く』

それでもいいと思うけどな。


君は考えすぎだよ、勝てばいいし。」




リズ

「…私…いきます!」



カゲ

「ゆっくりでいいよ?」



リズ

「いえ! カゲさんに言われて目が覚めました!


…私の考えすぎですよね!

そう…勝つ為に、ちょっと助けるだけでもいいんだ!


ありがとうございます!それじゃ、行ってきますね!」




カゲ

「…今回の子達は…みんな切り替えが早いなぁ。」


















ー漣の国ー


ヒョウ (最高幹部)

「ミスミさん、中央にて

敵国の"最高幹部"と交戦。


"制圧"します。」




ミスミ (司令)

「は、はい!…どうかご無事で…!」



ヒスイ (キング)

「…ミスミ、戦況は?」



ミスミ

「えっと…中央で ヒョウさんが

敵国の"最高幹部"と交戦中。


スイさんは、もう少しで自陣へ戻ります!」



ヒスイ

「了解。 それと、残り兵士は何人?」



ミスミ

「…現状 3名です。


アクアさん、ウォーさん…

中央へ加勢に行ってる ミラちゃんです。」



ヒスイ

「思ったより減ってるね…

"兵士全滅圏内"…わかった!


それで、私はいつ動く?」



ミスミ

「ヒョウさんの決戦が終わってからです!

いつでも動けるように お願いします!」



ヒスイ

「あら?ふふっ…

それって、ヒョウが勝つ前提じゃない?」




ミスミ

「…司令として、"大事な判断"だって事は

ちゃんとわかってます…


もしヒョウさんが負ければ

こっちの敗北は、ほぼ決定的です…」


当然、それを見過ごすのは

"司令"として最低だとも思ってます…。」




ヒスイ

「じゃあ…どうして?」




ミスミ

「…それは…ヒョウさんが、カッコイイからです!

あの人が負けるなんて、想像できない…。


私情を持ち込んでしまって…すみません。」




ヒスイ

「ううん、それでいいよ!

信じましょう、ヒョウを!

そして、貴方の判断も。」




ミスミ

「は、はい!!」

















ーレイ視点ー


レイ

「シレイ、このまま闘うぞ。」




ヒョウ (漣の国・最高幹部)

「ミスミさん、中央にて

敵国の"最高幹部"と交戦。


"制圧"します。」




レイ

「…そういえば、アンタとは『初めまして』だな。

漣の国・最高幹部 ヒョウさんよぉ?」



ヒョウ

「そうですね。

噂は、かねがね聞いております。

自由の国の『全属性』持ちだと。」



レイ

「嬉しいねぇ、挨拶は要らなそうだな。」



ヒョウ

「えぇ、問題ありません。《氷場》」



レイ

「『風』《風操》」




辺り一帯が、一瞬にして『氷』に染る。


流石"最高幹部"ってとこだな。

マジですげぇわ。




レイ

「『火』《炎陣》」




ヒョウの周りを『火』で囲った。


…足元の氷を溶かすのが目的だったけど

溶ける気配がない。


まるでガラスみたいだ。


不安定な足場での戦いには慣れていない。

地上戦は、避けた方が良さそうだな。




レイ

「『風』《風操》」



ヒョウ

「《氷柱》」




そりゃ、遠距離への対策もしてるよな!



レイ

「《斬撃風》」




あくまで空中戦に徹する。

その為には、『風』を変える訳にはいかない。



ヒョウも、俺の意図を汲み取ったのだろう。


俺を撃ち落とそうと、大量の攻撃を仕掛けてくる。


…けど、いいのか?

動きが杜撰になってきてる。隙だらけだ。




急降下して、ヒョウへと接近。


『風』を解除して、攻撃へと転じる。




レイ

「『雷』《雷槌》」




ヒョウ

「《氷刺》」




ーザシュッ!!!!ー




マジっ!?

今の駆け引きかよ…。


やべぇ…腹貫かれた…!




シレイ (司令)

「レイ!撤退しろ!!」



レイ

「うるせぇ…!

こんくらい何とも……」



シレイ

「ダメだ! 今のお前じゃ、実力差がありすぎる!」



レイ

「『俺じゃ勝てない』ってか…?」




シレイ

「あぁ、そう言ってるんだ。


『くだらねぇプライド引っさげてないで

早く下がれ』ってことだよ!」



レイ

「…ナメんなよ、こんな顔色悪ぃ奴に

負ける訳ねぇだろ…。」



シレイ

「お前が死んだら!

"幹部"はリュウだけだ!!

誰が"兵士"を守るんだよ!?」



レイ

「…気が散る、話しかけんな。」



シレイ

「冷静になれ!

今後ろで休めば、まだ勝敗は分からない。


けど、ここで負ければ!

待ってんのは『確実な敗北』だ!」



レイ

「…うるせぇ……!」



シレイ

「ギアさんの顔に泥塗るつもりか!?」




…ギアさんの……。




レイ

「…『風』《追い風》」




確かにある…『敗北の予感』


それに加え、『ギアさんの顔に

泥を塗るかもしれない』というプレッシャー。



俺には、『戦い抜く』 という



『覚悟』が足りなかった。






ヒョウ

「くっ…!…撤退…ですか。


深追いは辞めておきましょう。」








〜あとがき〜

自由の国は、『指示』を出して、それに従う。

司令が、考えて『策略』を組み『伝達』する。

『意見』があれば、それを取り入れて『作戦』を組む。


『作戦』に対して、キングが絡んで来ないのは

各々の『自己判断能力』を養う為でもあります。




対して、漣の国は『皆で闘ってる』

って感じがして良いですね〜。


キングも幹部も、一丸となって挑む姿勢。仲の良さ。

キングが絡んでいるからこそ、出せる色だと思います。



どちらの国も、キングの特色が

そのまま反映されてる感じですね!( *´꒳`*)


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