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バーチャル戦争〜virtual war〜  作者: 未来郎
[第二章]『〜悲哀の雨&憤怒の業炎〜』
36/50

第36話:「訓練の果て」

〜前回のあらすじ〜

主人公達の元へ来た"敵幹部"。

どうやら、道に迷っていた模様…。


しかしここは戦場。

互いに"命"を賭け闘う!

敵幹部は凄まじい攻撃を繰り出すが

主人公も、負けじと圧倒する。


…しかし、その攻撃が

敵幹部のプライドを深く傷付けたようで…



一方!中央の激戦に、遂に"レイ"が参戦!

敵幹部・シャングの撃破なるか!?



ーゼロ視点ー


スイ

「…ヒスイさん…"これ"を使うの…

許してください。」



…明らかに、相手幹部の雰囲気が変わった。


雨や、地面の水溜まりまで…


"周りにある『水』"を全て

己の手に集約している。



…その光景に…『美しい』と感じてしまっている。


"幻想的"というか"神秘的"というか…。




トウシン

「離れろ!!下がれッ!!!!!」



トウシンが声を荒らげた。


俺を隠すように立つ。



ゼロ

「な、なんだよ!見えねぇって…」




少しの隙間から、目に映る光景は


なんとも形容し難い。




それは、"生命の神秘"


広がる、"群青の幻想"


全ての、"始まり"だった。





スイ

「『水』の"極"『大海』《水砲》…!」





…………………………………………………………



…………………………………………………………



…………………………………………………………





『ハッ』として、目を覚ます。


見覚えのある白い天井。



何だか、長い"夢"でも見てたみたいだ。




トウシン

「…すまん、ゼロ…対処が遅れた。」




ゼロ

「トウシン? 何が起こったんだ…?」



エール

「ヤバすぎー!あの人最強じゃん!!(´ºωº`)」




エールも?


あの場に居た3人が…?



もしかして、3人まとめて??


あのオドオドした"幹部"にやられたのか?


…信じられない。




トウシン

「錯乱しているな。

無理もない…今は休息を……」



ゼロ

「なぁ!何があったんだ!?」



俺はベッドから身を乗り出して

トウシンに聞いた。



トウシン

「…新米兵士なら、当然初めて見るだろう。


敵幹部の"アレ"は…『極』だ。

滅多に見れるものじゃない。」



ゼロ

「きわみ…?」



トウシン

「その様子だと、やはり教わっていないな。


誰しもが持つ、10の『基本属性』。

それらを"派生"させ、自身の最良を作る。


当然、『基本属性』を使う者も居る。」



それは知ってる…"派生"は

シレイが教えてくれたっけ…?




トウシン

「…その中で、何万、何億。

気が遠くなる程、繰り返される"鍛錬"の果て…


『基本属性』は"極"へと昇華する。」



ゼロ

「あの威力の『技』が…その『極』ってやつ?」




トウシン

「『水』の"極"である『大海』だ。

"派生"と比較されがちだが…


一概に『どちらが強い』というのは無い。

全て"使い手次第"だ。」




トウシンの話を聞いて

シレイが"派生"を教えてくれた時を思い出した。




※ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


シレイ

「…あ、多分こっちも教えられてないと思うけど。」



そこまで言って、シレイはハッとして黙った。



ゼロ

「まだ何かあんのか?」



シレイ

「いや、やっぱいいわ!

"これ"は、"その時が来たら"教えやるよ!」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



あの時、教えてくれようとしてたの…


"極"の事だったのか。



…あれは、もし分かってても…防ぎようがない。


相手が"鍛錬を重ねた結果"が『極』だから。


勝つ為には、相手の倍以上、努力しないと…。




トウシン

「…気持ちの整理が出来たら

"観戦"に来るといい。


では、先に失礼する。」




エール

「私もー!」




…2人が医務室を後にした。


…そうだな、今は少し休もう。

この後に 3戦目も控えてるし。



…ふと、さっきの光景を思い返す。


…何度思い返しても、綺麗だった。


"極"も…いつか真似できるようになるかな…。














ースイ視点ー


スイ

「…や、やった……!!」




ーアナウンスー

「『自由の国』幹部 死亡。

残り、幹部2名。 兵士6名。」



アナウンスが流れた!

間違いない…3人も倒しちゃった!



ヒョウ (最高幹部)

「スイさん、大丈夫でしたか?」



スイ

「あっ!ヒョウさん!


聞いて!私やりましたよ!

相手の幹部も倒しました!!( *´꒳`*)」



ヒョウ

「それは素晴らしい。

凄まじい貢献です。


…しかし、早く自陣へ戻ってください。

ヒスイが怒ってましたよ。」



スイ

「ハッ!∑(*ºㅿº* )!! そ、そうだった…!

けど…ミスミくんが全然反応してくれなくて…」



ヒョウ

「これ(通信機)、道中で落としてましたよ。」



スイ

「わわっ!私ったら、また…!

ありがとうございます!( ᵒ̴̶̷̥́ ⌑ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )」



ヒョウ

「いえいえ、後は私に任せて

早くヒスイに、元気な姿を見せてあげてください。」



スイ

「分かりました!

ヒョウさんも頑張ってね!( ̄^ ̄ゞ」



ヒョウ

「えぇ、私も負けてられませんね。」

















ーセイヤ視点ー


…この人、強い。



メア (漣の国・兵士)

「君、なかなかやるね!

お姉さんびっくりしちゃった。」



セイヤ

「…子供扱いやめてくれます?」



メア

「ごめんね?

あんまりにも ちっちゃいから…」



聞き捨てならない。

僕は"小さい"と言われるのが嫌いだ。


見た目なんて、気にしてないけど

『小さい』ってだけでバカにされるから。



…この女だけは、許さない。



セイヤ

「《最速の矢》」



ーシュン!!ー



ジェットさんに『任せてください』って言った手前。


負ける訳にはいかない。

っていうか、誰にも負けたくない。



メア

「《水身》」



…まただ。

水溜まりに 身体を潜ませて

攻撃を避けられる。


水溜まりに向けて撃っても…


"実体が無い"みたいで当たらない。



メア

「『水』《ウォーター・ロック》



セイヤ

「しまっ…!」




ーバシャッッ!!!!ー



背後を取られたのか…!


『水の球』の中に閉じ込められた。


息ができない…!




メア

「残念!惜しかったね?

こればっかりは"経験の差"だよ。」




苦しい…意識が遠のく…


"経験の差"か…こればっかりは…


簡単には埋まらないみたいだ……



…けど、それを理由にして負けたくない。



ーシュン!!ー



メア

「くっ!まだ抵抗するの…?しぶといわね…」



…今、確かに見えた……


よしっ、掠った。



『七変化』…《毒の矢》



メア

「うっ…な、何…? 急に…目眩が……」





"経験の差"


確かに…僕には足りないものだ……


けど…負けなかった。


これは…"執念の差"だ…………。






…目が覚めると医務室。


そのまま、力尽きて、溺れて死んだみたいだ。



…けど、キッチリ倒しましたよ…ジェットさん。


















ーレイ視点ー


シャング

「《捕食》!」



レイ

「『鋼』《硬化》《鉄拳》」




ーゴォォォン!!ー




シャング

「ぐぉっ!!」



レイ

「リュウ、今のうちに休んでろ。」



リュウ

「ハッ…!余計なお世話だよ!」




シャング

(くっそ…!コイツ…機械みたいに

動きに無駄がない…!


コールも攻撃 出来ないみてぇだし…

なんとか、隙を探さねぇと…!)




…なんだ?急に攻撃しなくなったな。


ただのバカだと思ってたが…

リュウよりはマシみたいだな。



レイ

「どうした?

もう突っ込むのは辞めか?」



シャング

「うるせぇ!ぜってぇ喰う!!」




『獣』の弱点だな。

長時間使うと、まともな思考が出来なくなる。


…ああなるから、あんまり使いたくねぇんだよなぁ。


あの状態を越えると…完全に"本能"だけで暴れる。

早い事対処しねぇと…。



ーアナウンスー

「『自由の国』幹部 死亡。

残り、幹部2名。 兵士6名。」



レイ

「え…?トウシン??」



コール

「《氷塊》」



レイ

「『地』《土壁》!」



今の…こっちのアナウンスだよな??


トウシンが死んだ?


…いや、今はこの戦いに集中する!



コール

「《氷結》」



レイ

「『火』《炎上》」




シャング

「《鯱矛》!」




…この幹部、切り替えのタイミングを狙うか…


けど、そう考える奴は、何回も闘った!




レイ

「《炎脚》」



シャング

「ぐっ…!!」




変えなきゃいい。



リュウ

「オラ!俺も忘れんなよ!?《龍撃》!」



シャング

「お前は相手じゃねぇ!!」




ードォォォォォン!!!!ー




シャング

(くそっ!ダメージを負いすぎた…っ!)



レイ

「よくやった!『風』《かまいたち》」



シャング

「あぶねっ!!」




『躱した』って思ってるだろ?


"そっち"が本命だよ。




ーザシュッ!!ー



コール

「うっ…っ!!」



シャング

「しまった…!コール!!」



レイ

「トドメだ!リュウ!」



リュウ

「おう!」




ーアナウンスー

「『漣の国』幹部 死亡。

残り幹部2名。兵士5名。」




よしっ、倒した!


…今のアナウンス聞く限り

互いの戦力差は そこまで無い。


ゆっくり してられねぇな。



リュウ

「レイ!トウシンが!」



レイ

「分かってる。

お前は ダメージが多いから下がれ。

狙われるぞ。」





ヒョウ (漣の国・最高幹部)

「…そう簡単にはいきませんよ。」



《凍結》



ヒョウだと!? マジかよ…!



レイ

「『火』《炎上》!」



リュウ

「おわっと!」



レイ

「走れ!リュウ!!」



まずい…!リュウが殺られたら

"幹部"全滅圏内に入るっ!



ジェット (兵士)

「リュウ!運ぶよっ!」




《氷刺》




ーザシュッ!!!!ー



リュウ

「あっ…!ジェット!!」



ヒョウ

「…逃がしませんよ。

ここで終わらせます。」



レイ

「ふざけんな、こっちのセリフだよ…!」





[自由の国・最高幹部] レイ


VS


[漣の国・最高幹部] ヒョウ




遂に…両幹部が相対する…。






〜あとがき〜

全員、違う視点で動かしたら脳みそバグります。

片方で14人…計28人いますので…。


この間、ヒロやカゲ等の『何してるの?』キャラが

発生してしまうことをお許しください。


決して忘れている訳ではありません!!



※第20話:「応援のチカラ」 参照

("派生"について)

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